1番辛かった時期の自分に1番言いたい言葉は
「オアシスを追い求めるほうをヤメろ」
例えば私の離婚の直接の原因は紛れもなく産後クライシス
だったのだけれど
それも含めて総括すると
「人生とは、死ぬまで最適化していく旅である」
ということが
当時は全然わかっていなかったのだと思う
離婚は手痛い経験だったけれど
家庭が社会の縮図であることや
パートナーが鏡であることを通して
自分に向き合う大きな大きな機会になった
ディズニー映画を観て
人生ゲームで遊んで育った影響なのか
かなり最近まで私は
「人生にはハッピーエンドというゴール、もしくは上りがある」と思い込んでいたのだ
だから
最適な職につくことができれば
バリバリ自己実現できて無限に成長できるし
結婚は最適な相手を見つけた時点で
全てが完璧に進んでいくはず
だと思い込んでいた
それなのに
現実は全く思い通りにならない
それでいつまでも
「ここは最適な場所ではないんじゃないか」
と、どこかにあるはずのユートピアを夢見ていた
今考えれば
ただのアホな中二病が
オアシスまで歩いては水じゃない、とがっかりし続けていただけで、オアシスを探すほうをヤメろ、と強く言ってやりたい
「人生にアガリがある」という勘違いは
今、口座に100億あれば全ての悩みが解決するというのと同じくらい幼稚な勘違いだ
でも
長い間、私はその事に気づけなかった
元夫は本当にいい人だったし
ハイスペックでもあったので
私は王子を見つけてハッピエバーアフターなのだとすっかり勘違いしてしまった
だから
王子のはずの彼が期待通りに動かない事は
想像以上に私をガッカリさせた
服装やお店選びのセンスはイマイチだったが
一緒に過ごすうちにメキメキ私好みに変わっていった
だから
一緒に過ごせば自然に
ぜーんぶ私好み
つまり、私の期待通りになるはずだ
と思い込んで、 話し合いをしなかったのよね
しかも
当時は
今を穏やかに過ごすのがサイコー！
険悪な雰囲気は極力避けなきゃ！だと信じていて、嫌なことがあっても見ないふりしてた
本当は
将来にわたってより多くの時間を「穏やかに過ごす」ために
一時期険悪になっても擦り合わせしなきゃならなかったのにね
他人と暮らしているのに
一々
最適化するために選び直す事をしないで
「夫婦ってこうなはず」
「結婚生活ってこうなはず」
「親ってこうなはず」
っていう自分のスタンダードを提示するでもなく
外れるとただガッカリするっていう
そりゃあ
ガッカリポイントばっかり貯まるよね
ガッカリポイントがいい感じに貯まったところで
産後クライシス
ホルモンの影響でどうしようもない時期に
既にポイントが貯まりまくってるわけだから
追い出すしかなかった
このカラクリがわかった時には
倒れるかと思ったよね
2歳未満の子供を持つ夫婦の離婚率が異常に高いのは、ほとんど普段からガッカリポイントが溜まってるせいだと思う
だから
ガッカリポイント貯めないって大事
死ぬほど大事
人生は
オアシスを見つけてアガリの旅
じゃなくて
その都度最適化するために
自分で選び続けていく旅、だからね
でも
最適化を阻む
こじらせポイントにもアガリって無い
見つけても見つけても
しぶとく存在する
自分のこじらせポイントに
出来るだけたくさん気付いて対処できるカラダになってくるとスピードも付いてくるし
見える景色がどんどん変わってくるから
こじらせポイントが無数でも
逆に言えば
どんどんスッキリ出来るし
発見があるたびカタルシスもあるから
それが人生の面白さなのかもね
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