ママ友や同級生と話していると
しばしば
子供の不登校、小姑の出戻り、母や旦那の依存、相続、身内の揉め事の話になる
私にとっては、いつもセッションで聴いている内容なので、俯瞰図を見るように「面倒くさい旦那や母親サイド」の心情まで想像できる
いつもこういう話を聴いている
と言うと、みんな一様に「しんどくならないの？」私のメンタルを心配してくれるが
今は本当にしんどいとは感じなくなった
大学時代
やたらに「今から死ぬ」という類の電話をもらった頃も
身体の不調の奥底に心の不調が潜んでいる事に気付けなかった鍼灸の学生の頃も
話を聞いているだけで自分の身体もしんどかった記憶があるので
なぜ大丈夫になったのだろうかと考えてみた
1番は相手の中の生命力と素晴らしさを信じられるようになったことだと思う
全員がもれなく才能も、それを生かせる居場所もあるのに、ちょっとしたボタンのかけ違いでそれが隠れてしまっているだけだと知っているから
最近は問題を話してもらっても「困ったな、何も問題があるようには思えないな」と感じて
その心の声が外に漏れてクライアントに
「えっっ？」と引かれるけど
問題ではなくて、ただの勘違いだから
そこだけ整理すれば
素晴らしさがちゃんと表面に出てくるのがわかってるから
相手を問題のある人だと見ていた頃は
傲慢なだけでなく、私自身も問題ありありだった
今でも自分の悩みには日々対処し続けているけれど、自分の人生自体も格段に楽になったのは
☆ 自分のダメなところを
ダメだ、と指摘されても大丈夫になった時と
☆ 自分が善意だと思ってしていることを
「迷惑だ」と言われても落ち込まなくなった時だな、と思う
グサッとくることはある
キツイな、とも思う
でも、傷ついても自分の事も相手の事も責めなくなった
相手の問題を問題だと思っていた頃は
自分の問題も受け入れがたく許せないものだったし
相手に「嫌だ」と言えなかった頃は
他人から拒否されて傷つきたくなかった
自分の意見を言わない人は
嫌だと言った時、相手が傷つくのが怖い
というのだけれど
相手の反応を見て
まるで自分が否定されたように感じたり
傷つけるようなことをしてしまった自分自身を責めて
最終的には自分が傷つく事になるのが怖いのだと思う
少なくとも私はそうだったな
でも
相手に「嫌だな」と感じさせてしまう事を
100%避けることなんて出来ない
「私の事が嫌い」でもAKBの他のメンバーも全員嫌いじゃない様に
「今の提案が嫌」でも私の全部が否定されたわけじゃない
そんな風に自分の勘違いにも気づいていったら
自分だけが特別で例外ではない、ということがようやく腑に落ちてきたのだと思う
一般論では
自分の人生は自分で創っている
と納得できても
じゃあ、あれもこれも自分のせいなわけ？
と被害妄想が爆発していた頃は
あの人が困っているのはあの人が選んでるせい
でも、私の場合は環境が悪すぎる
なーんて自分だけは例外だと思っちゃってた
自分だって選んでるのにね
他人に嫌だと言われても良いと思えれば
他人に嫌だと言えるのにね
ワガママな人は
自分は言うけど他人からは言われたくない
傷つきたくない人は
他人が言うのは許すけど自分が言うのは許さない
自分か他人を例外にしている限り
世界と自分の間も
自分と自分自身の間も矛盾だらけになってしまうんだよね
自分が言うのも
他人が言うのも許す
自分が拒否するのも
他人が拒否するのも許す
矛盾がないと楽チン
矛盾がないと力技で自分自身に納得させるエネルギーを使わなくて済むから
だからきっと
しんどく感じなくなって
格段に楽になった
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