実は誰もが渇望しているのは
どんな自分であろうと受け入れ愛してくれる相手ではないかと思うのです
たった1人で良いから
自分そのものを
そのまま愛してくれる誰か
ゲイやトランスベスタイト(異性の服装をする人)、性同一性障害の方たちの話を直接聞くと
公共のトイレや更衣室で男女どちらを使うかなどから、想像を絶する苦悩と選択を繰り返してきている事に始めて気付かされるのだけれど
やはり1番胸が痛むのは
『自分を偽って』生きることの辛さ
そして、本来の自分を出したら嫌われてしまうことの恐怖
カムアウト出来ない内は
学校で好みの異性のタイプ、好きなファッション、好きなスポーツなど
「一々嘘をつかなければならなかったのが辛かった」という話も聞くまでは、そんな悩みを抱えている人がいることに全く気付けませんでした
最近でこそ
有名人でなくても
職業 イコール 名前
つまり、自分自信がブランドであり商品であり
人生そのものが肩書き、という生き方があることが広がりつつあるけれど
有名人でない限り
面識のない人に対しては
外見や、職業、所属している会社や学校等の組織、経歴である程度信用できるかどうかを、やはり判断されてしまう
自身もゲイである映画監督
グザヴィエ ドランの
「私はロランス」の原題は
“LAURENCE ANYWAYS”
「いずれにしてもロランス」
「とにかくロランス」
「何をしていてもどんな外見で、肩書があろうがなかろうがロランス」
という意味で使われています
性同一性障害であるロランスは、30歳の誕生日を境に女装に化粧をして登校し始めた事で教師の職を失い、長く同棲してきたもののパートナーが突然自分と同性になってしまった事を受け止めきれない恋人フレッドとも破局
外見に偏見を持つ人にバーでいきなり殴られたり、レストランで好奇の目に晒されたりもします
女性の魂を持つ事を隠し
自身を偽って男性として生きてきた事に苦しんできた挙句、自分に正直に生きても愛する人から拒絶されてしまうロランス
さらにネタバレになってしまいますが
初対面の時
ロランスの名字を聞き取れなかったフレッドが
「ロランス who?」と聞き返した事に対する答えが、タイトルになっている
「LAURENCE ANYWAYS とにかくロランス」だったのには泣きそうになりました
さらっと語られるこの短いセリフには
今は男装している自分が女装しても
性別適合手術を受けても
僕は僕自身であることには変わらないのだから
僕自身を愛して欲しい
という魂の叫びが込められていたのですから
きっと誰の中にも
本当の自分を知られたら愛されなくなってしまうかもしれない、という恐怖はあって
だから、辛くても必要以上に自分を大きく見せたり、自分の一部を存在しないことにしたり、嫌われる前に自分から関係を断ち切ってしまったりする
でも
今もし、マツコさんやミッツさんが女性トイレに居たら、違和感を感じる人のほうが少ないはず
それは、マツコさんやミッツさんが、堂々と自分自身をさらけ出し、自分自身の言葉で語り続ける努力をしてきた事で、受け手の私たちも多少なりと理解し、そして何より見慣れることが出来たからでしょう
映画のラストでロランスは
「(将来を)乗り越える自信はある?」と聞かれ
「自信はないけど、覚悟はできてる」と答えます
「自信はないけど、覚悟はできてる」
自信なんて誰にもないけど
そのままの自分を愛してもらおうと思ったら
覚悟して
ずっと堂々と
そのままの自分のいろいろな面を見せ続けるしかない
男としてのロランスを愛していた元恋人は
『そのままのロランス』を受け入れられることは出来なかったけれど、偽りの自分のままでいたら、そのままの自分を愛してくれる人には決して出会えないし、それは本当に大切な人と出会う機会を自ら捨ててしまうことになる
そんな人生
惜しすぎる
偽りの自分を愛してもらっても
決して満たされないことは
自分が1番よく知っているはずだからね
『お悩みが幸せへの発車ベルに変わる』
無意識に気付くアハ体験
☆クリアリングセッションメニュー☆
ご自分が、どんな立ち位置から、どんな方法で、どんなフィルターをかけて世界を見ているのか
今、あなたの人生がなぜこうなっているのかを解説し、ねじれや絡まりがあればほぐし、シンプルな状態へと守護存在やインナーチャイルドにも聞きながらご案内致します
あなた自身の攻略法が手に入ります
通常1回セッション
skype、電話
クリアリング60分お申し込み
クリアリング90分お申し込み
☆対面はこちらのメールフォームからお願い致します
※お申し込み時にご希望日時の候補を2〜3ご記入頂きましたら調整の上折り返しご連絡いたします。
※2度目以降のご利用の方は後精算も承ります