成績では学年最下位でも
スポーツでは県大会で優勝する人も居る
自分に不利な評価基準と
自分の価値を生かせる価値基準を持つフィールド／集団がある
クラスにいる全員の価値に優劣はないし
ある集団の中で自分の価値を発揮できなければ
最も自分の資質を生かせる集団に属せばいい
だから
メジャーデビュー出来たものの
ボーカルだけが突出して売れてしまった時
残りのメンバーは
どうして才能を生かせるはずのバンドで
容赦なく優劣をつけられているのか
やっぱりバンドを移るか、音楽自体をやめたほうがいいのだろうか？
と悩んで、ドツボにはまってしまう
野球は9人居ないと成り立たないことも
ギターのほうが目立ちやすいけどベースが居ないとバンドにならない事も
ほとんどの人が知っています
それなのに
沢山のお金を稼げる人が
整った容姿を持っているほうが
より高いIQを持っている人が
人間として価値が高い
なんていうアホみたいな定義を、
私を含めて多くの大人はキッパリと否定できないまま成長してしまっているので
売れたボーカルより
注目度の低いベースの自分は
価値が低いと勝手に劣等感を抱いてしまうんですよね
だからもし
バンドを移ったとしても
音楽自体を止めても
悩みは無くならないのです
たくさんお金を稼ぐほうが
容姿が整っていたほうが
人間としての価値が高くて
その資質が少ない自分は価値が低い
と勝手に信じていることが、悩みの元だから
それを
週刊誌とかワイドショーは
「人気バンドを解散に追い込んだ
バンド内格差の闇」みたいなまとめ方をする
確かに
バンド内格差の闇、だけれどね
収入や扱いが違うことで
心が離れていったという糾弾の仕方をする限り
救われる(回復や再起)ために
収入を上げて丁重に扱われるようになることを目指してしまう事になる
何に幸せを感じるかは十人十色だし
何が救いになるかも人それぞれ
親を超える時と同じで
収入や肩書きを越してもあまり意味がなくて
「親の価値観だけで出来た世界」の垣根を超えた時に、初めて独自の人生が始まるし本当に自由になれる
劣等感も
他人の物差しで自分の価値を図ろうとするから生まれるのだよね
合わない服に身体を合わせる努力よりも
まずは似合いそうな服を探して
見つけられたらコーディネートを工夫して
さらに拡大できる人は、自分で創っていく
人間関係も
学習分野も
仕事も
人生ぜーんぶ
手順は同じだよね
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