自分を騙す自己欺瞞・ジャッジについての番外編



感じることを禁止されてきた結果
起こりうる



複数の相手と同時に関係を持ってしまう依存症が
Netflixのwanderlustで描かれています






この部分

ほとんどの場合、行動だけではなく
親の機嫌が悪い時には「笑うな」
悲しくて泣いていても「悔し泣きをするな」
「同情を買おうとするな」など
感情を表現することも制限/監視されるので


自己欺瞞を続けるうちに子どもは
自分が何を感じているかもわからなくなっていき
、それが習慣になってしまうと大人になってからも欲しい物やしたい事を諦めるために、さらに自分を欺き続けるようになります



興味のある方はwanderlustを観て頂くと、より理解が深まると思うけれど、ざっと内容を説明すると



倦怠期の夫婦が情熱を取り戻すために
「セックスだけする相手をお互いに持とう」という取り決めをします



言い出したのは、カウンセラーでもある妻ジョイ

夫も同意し、初めは上手く機能しているかのように見えた婚外交渉の試みは、実はジョイの抱える問題を癒すためにジョイ自身が無意識に仕組んだ事が、別のカウンセラーによって読み解かれていきます



父によって幼い頃から感情を「感じる事」を禁じられてきたジョイ
カウンセラーは、結婚前も今も常に複数の相手との関係を持とうとするのは


自分の一部を常に隠そうとすること
そのために感じることを自分に許す場所を持とうとすること
大きな問題から目を背けるために、次々と問題を起こすこと



であるのを見抜きます



典型的な、自分を騙す行動です



でも、自身がカウンセラーであってもジョイ自身はその事に気づけない



恐らく、普段から感じることを自分に禁じている苦しさから、無意識に密室で行われる肉体関係の場でなら自分を解放できると考えていたのでしょう



しかし、大きな問題
ここでは自分が感じていることを見ないようにしてきた結果、いつも成仏しない感情に押しつぶされそうになり、目の前のことに全く集中出来ず、その状況に嫌気がさして
度々全てを破壊したくなり
衝動的に極端な行動を問題を起こし続ける



複数の相手と同時に関係を持とうとする人は
単にセックス依存症だと決めつけられてしまうことが多いのですが



ジョイは
感じること、例えば悲しむことを禁じられてきた結果、悲しむことは悪いことだ


母親が亡くなっても、悲しむことは許されない
それなのに悲しいと感じてしまう自分は悪い子だ、と何かを感じるたびに自責の念を積み上げています



けれども既に湧いてきた悲しみを、無い事にする
何かを感じるたびに、気にしないふりや
蓋をし続け、自分を責め続けるのは辛すぎる
コントロールも効かなくなる



だから
密室(父=世間から見えない場所)で
感じることを自分に許す必要があった



それでも消えない渇望は
本当は自分と向き合う事でしか消えないのに
この人でも足りない
この人でも満たされない
と、自分自身を閉ざしている事に気付かず
相手が自分を満たしてくれないせいにして
次々と相手を増やしていこうとする



何が起きているのかわかりにくい場合は
こう考えてみてください



スタートは子どもの頃
泣くな、取り乱すな、落ち込んだりするな等
感じることを親などに禁止されたことです



因みにこれは躾ではなく
親や大人が単に自分の生活を乱されたくないために子どもを力で抑えつけただけです


感情を感じることも表現することも悪いことではない
あなたは何も悪くありません
たまたま、そういう大人に育てられてしまった



そのためにあなたは
何かを感じるたびにゴミ箱に入れて蓋をします
同時に感じてしまった自分を責めます



けれども感情は止まらない
感じるたびにゴミ箱に入れるので
やがてゴミ箱からはみ出した感情を、籠から溢れた洗濯物のようにあなたは押さえつけ続けなければならなくなる



ある日、別のことでストレスを発散すれば良いのではないかと思いつく

人目につかない場所で
決して自分を罰したりしない相手と
そして自分も責任を持たなくて良い形で
自分を満たすのには
コミットしない相手と関係を持つことは
とても良い気晴らしに思える



しかし
どれだけ数を重ねても
コミットしない関係は自分を満たしてはくれないけれど、特別な相手に会っていないだけかもしれない
もっとふさわしい相手がいるはずだと
新たな相手を求め続ける



そうしながらも
心の底では、これは背徳行為だ
自分におかしな点があるのかもしれないと
うっすらと自分を責め続けている



一方でゴミ箱は溢れ続ける
押し込んでも押し込んでも溢れ出してくる



押し込むのにも疲れて
満たされない事にも絶望して
ある時、全てを投げ出したくなる



感じてはいけないはずの自分が
ゴミ箱を溢れさせていることは
絶対に隠さなくてはならない



となると
人生を破壊するのが1番早い

それで

関係を暴露したり
自分や相手を傷つけたりという
衝動的な行動をとる
というパターンですね
ホントに多いパターンです




ドラマWanderlustは
もっと色々な要素が詰まっていて面白いので
(というか、こんな解説がなければ全然違う話にみえるかも)よろしかったら見て頂くとして



Wanderlustとは
さまよいたいという強い衝動、と訳されています


人生詰んでいるように見える主人公の名前が
ジョイ(喜び)なのも興味深い



でもこのパターンから抜け出るには
ご承知の通り
感じないようにしている自分
常に自分の一部を切り離し自分を騙している自分
に向き合うしかないのですよね



下矢印パターンから抜け出て人間関係を激変させるプロセス一覧





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