こんにちは

 

 

 

昨年の3月に投稿しました

 

『犬の腎臓病と手作りごはん』

 

大変アクセス数が多く

 

それだけ多くの愛犬とご家族が

 

腎臓病で悩まれているのだと実感します

 

 

 

 

 

犬猫に何故腎臓病が多いのか

 

それは腎臓が丈夫に生まれるか

 

比較的腎臓が弱く生まれるか

 

生まれもっての部分が大きいと聞きます

 

比較的弱い腎臓で生まれてしまった子は

 

シニア期に入る頃症状が出やすくなる場合も…

 

なので食事などには注意が必要です

 

 

とは言えパピーでお迎えしたその子が

 

腎臓が丈夫か否かなんて

 

分かるわけがありません

 

 

ではどうしたらいいのか

 

それは普段の食事をパピー期から

 

継続的に気をつけることしかできません

 

 

ネットに溢れるたくさんの情報に目をやると

 

カリウムやリン、シュウ酸、タンパク質など

 

除いてしまえば何も食べる物がなくなる

 

そんな印象を受けます

 

 

重度の腎臓病である場合

 

獣医師の指導のもと

 

食事管理をされていると思いますが

 

よく聞くのが腎臓病の療法食を全く食べない

 

療法食自体に発がん性物質が含まれていた

 

投薬の副作用が出て元気がないなど

 

実際に病院で食事指導や

 

投薬による治療を受けながらも改善せず

 

あまり良い結果が得られなかったケースなど

 

多くを耳にして来ました

 

長年手作りごはんを提供してきて感じることは

 

摂取してはいけない食材というよりは

 

調理法がポイントだと感じます

 

 

例えばリン、カリウム、シュウ酸が

 

多いとされるさつまいもですが

 

皮付きのまま調理しては

 

なかなかこれらを抜くことは出来ません

 

ではどうしたらいいのか

 

それはサツマイモをなるべく薄くスライスし

 

1センチ角くらいにカットしたら

 

多めの水に晒します

 

水を変えながら綺麗になるまで晒したら

 

多めのお湯で煮ます

 

この時もしっかり灰汁取りをします

 

やわらかくなったら取り出し

 

再度水に晒します

 

水からあげたら

 

しっかりと水気を取るのがポイントです

 

ここまでしっかりと下処理すると

 

灰汁が抜けた状態になってます

 

こうするとさつまいもの甘さも減って

 

カロリーも低減するメリットもあります

 

リンやカリウム、シュウ酸が抜けると同時に

 

甘さや栄養も抜けますが

 

全部抜けるわけではありません

 

手間は掛かりますが

 

愛犬に食べる楽しみを与えられると思います

 

同じようにほとんどの野菜は

 

使用する時に小さく薄くスライスし

 

水に晒す、茹でる、水に晒す

 

残っている水分にもリン、カリウム

 

シュウ酸は含まれますので

 

絞れるものはキッチンペーパーなどで

 

しっかり絞ります

 

 

健康な愛犬愛猫の場合も

 

普段からこのように調理することで

 

長年の蓄積を防ぐことができます

 

 

腎臓病の子の手作りごはんは

 

白米を使用する場合にも

 

炊いたご飯をお水に晒して

 

晒したお水は捨ててごはんだけを与えることで

 

カリウムを減らすことができます

 

 

製造過程で添加される塩分が多い

 

うどんやそうめん

 

茹でてから更に多めのお水に晒して

 

塩抜きをするなどの工夫も大切です

 

食いつきの良さを利用するのであれば

 

しっかりと塩分を抜いて与えましょう

 

 

愛犬愛猫が必要な主要栄養素である

 

動物性たんぱく質

鶏ささみや馬肉などにも

 

リン、カリウムは含まれます

 

獣医師からお肉を止めるように言われたら

 

お肉の4分の1ほどのタンパク質ではありますが

 

おからで代用するのも有効です

 

おからには抗酸化作用のサポニンや

 

レシチンが多く含まれますので

 

アレルギーが無ければ

 

お肉の代替えに使用するのも良いと思います

 

軽度の腎臓病など

 

手作りごはんを摂り入れるように勧められてはいても

 

食材を調べると不安ばかりが大きくなりがちだと思います

 

腎臓に負担を掛けず

 

少しでも食べる楽しみを与えてあげたい

 

全て取り除けるわけではありませんが

 

下処理によってリン、カリウム、シュウ酸など

 

腎臓に影響する成分を極力減らすことができます

 

 

参考になると幸いです

 

 

 

 

最後まで読んでいただき

 

ありがとうございました

 

いつも感謝でいっぱいです