スキー選手 引退報告 | 辻麻衣子オフィシャルブログ

スキー選手 引退報告

皆さま、こんにちは。

これまで応援してくださった方々へ
スキー選手引退のご報告をさせていただきます。
 
 
昨年の12月末、フリースタイルスキースロープスタイル競技選手を
引退させていただきました。
ここ2〜3年は、度重なる怪我で
リハビリと復帰を繰り返し、
その都度、世界で勝ちたい! 強い気持ちと
どこまでできるのかという不安感から逃げない!諦めない!と、
誠実に向き合い取り組んできましたが、
 
 
12月復帰戦となるスイスで再び怪我をしたことで
引退を決意致しました。
 
 
春から取り組んできた新しい食事法と
トレーニング内容が劇的に身体を変え、
スキー練習でも手応えがあり、
成長している実感があっただけに
怪我をした時は、頭が真っ白、なんとか大会に出たいと思うばかりでした。
 
 
スイスで過ごす時間の経過とともに、
「怪我は回復しシーズン中に復帰できるけど、
実際の自分の実力は、今の世界トップレベルで戦えるのか?」
「自身の実力のピークは、もう過ぎてしまっている」
非常に辛い言葉で、悔しい思いでしがありませんが、
素直に問うことができた今こそ、本当にやりきり、引退すべき時だと感じました。
 
 
自身の体力、気力、時間、
旦那さんの生活、両親の理解と協力、
サポートして下さった方々の声援、
全て、スキーのために費やしてきたと言える生活をしてきました。
 
 
期待に応えることができず、申し訳ない気持ちで
顔を上げることが辛い時期がありました。
 
 
自分で歩んだ道、ですが
いつの間にか沢山の方々に応援され、
周りの声援に助けられて、
34歳までの13年間、
世界中で挑戦させていただき
様々な経験と、人々と関わることができ
充実した選手生活を送ることができましたこと、
心より御礼申し上げます。
 
 
これまで、本当にありがとうございました。
 
 
「とても楽しかったなぁ」
「いつも己の心と戦って、挑戦することを選んできたなぁ」と、
「いつもいつも.......涙と笑顔の繰り返しで、
一生懸命、精一杯やってきたなぁ」
そんな風に思い返せることこそ、
自分らしい生き方であり、フリースキーから学べたことだと感じています。
 
 
今後、スキーとの関わり方はまだ考えていませんが、
飲食の道で一つやりたいこたがありますので
まずは、そこへ向かって行きたいと思っています。
 
 
直接伺って、御礼を伝えたい方々が沢山いますが、
ひとまず、このブログ上でご報告させていただきました。
本当に、ありがとうございました。
 
 
 
                                                 平成29年 3月15日
                                                             辻  麻衣子