3月25日

作家デビュー10周年を迎えた私。

その前日3月24日にホテルモントレ京都さんで、記念パーティを開催いたしました!

(らくたびさんとのコラボ企画です)



ホテルモントレさんは私とらくたびさんが初めてパーティをした思い出があります。

前回は私が50冊刊行記念、

らくたびさんがYouTube500回記念の合同企画でした。

今回の会場は前回と同じ『アークハート』で嬉しさもひとしおです✨




らくたび若村さん準備してくださっています。


こちらが著作一覧……

なのですが、実は漏れがありまして、小説(単著)のみの一覧正式なものはこちらです。



我ながら書いたな!とこの画像を見て思いました。先日発売した『仮初めの魔導士〜』は63冊目です。


時間になり、トークスタート!



望月麻衣(以下、望月)「この10年、アッという間でした」
若村さん(以下、若村)「いやはや、あの著作一覧を見ると目まぐるしかったのが想像できます」

そんな話から、私とらくたびさんの出会いから、初めて一緒にイベントをした時のことなどを話し、

若村「10年を振り返って、思い入れなどありますか?」
望月「本当に駆け抜けた10年だったと思います。(アニメ化など嬉しいことがありましたが)自分はかつて漫画家を目指していたこともあり、コミカライズは本当に嬉しかったです」

そんな話をして、
いよいよ今回のスペシャルゲスト、
ヤマウチシズ先生のご登壇です。


パーティ会場にはヤマウチシズ先生の他、漫画家の秋月壱葉先生、庭春樹先生もお越しくださっていたのですが、今回は一番お付き合いの長いヤマウチ先生にトークをお願いいたしました。



望月「ヤマウチさんといえばの鉄板トークがありまして」
ヤマウチ先生(以下、ヤマウチ)「え、なんですかそれ笑」
望月「女性だと思っていた事件です笑
今日会場に来られた方の中にも女性だと思っていらっしゃった方が多いのではないでしょうか?」
(挙手をお願いするとたくさんの方が)
ヤマウチ「いやぁ、美少女絵師じゃなくて申し訳ないっ」
望月「私も1年半くらい女性だと思ってDMでキャッキャやりとりしてましたから」
ヤマウチ「してましたね〜笑」

そうら当初はメッセージのやり取りだけで、完全に女性だと思っていまして、キャッキャとした会話をしていました。
お土産を送るために名前を聞いた時、男性の名前を教えてくだったのですが、私はきっとご主人の名前だと思い込んでました笑

ある時、東京のホテルでヤマウチさんが、
「男、1人で云々」と呟いていたことから男性だと知り、
「え、ヤマウチさん、男性、だったんすか?」
と驚きすぎてDMでなく普通にリプしてしまったり。
その時のヤマウチさんの返信が……

「はい、僕、男です!」

((((;゚Д゚)))))))

ちなみに、ヤマウチさんは私とのキャッキャした会話でも、自分が女性だと思われているとは思っていなかったとのこと笑

このエピソードにみんなも共感してくださって、大笑い。

ヤマウチさんといえばの鉄板トーク②
「6巻の表紙事件」


ヤマウチ「鉄板ってハードル上げるのやめてくださいよ〜笑」
望月「鉄板というか、ご迷惑をおかけしたエピソードなんですが、こちらの6巻の表紙、最初は、こんな感じだったんです」

おおっ、と会場からどよめきが。


望月「政治家のパーティーに参加するシーンてまして、シックなドレスは元々の内容に合っていたんです。
私もヤマウチさんも編集さんも違和感なくこのまま進めていたんですが、双葉社さんの他の人が見て『え、葬式帰り?』『葵ちゃん、未亡人?清貴はそれをたぶらかす悪い男⁉︎』となりまして、そう言われてみたら、もう葬式帰りにしか見えなくなりまして、急遽服の色を変更してもらうことになったんです」
(作中でも花水木色と記載した)
ヤマウチ「あれは慌てましたね〜」
望月「本当に申し訳なかったです。
そして、さらにこの表紙、清貴が葵ちゃんに手を差し伸べている瞬間というところなんですが、
表紙を納品する時、背景、人物がバラバラでレイヤーをわけているんですよね。
その関係で編集さんは2人が手を繋いでいるものだと思い込んでしまって、手を繋がせると、どうしても葵ちゃんがうんと下の方に行ってしまったそうで、『どうしても2人が手を繋げないんです!』とヤマウチさんに泣きついたとか」
ヤマウチ「ありましたね〜笑」

そして記念すべき1巻のラフと完成系を公開!


望月「ヤマウチさんのラフって、線画ではないんですね?」
ヤマウチ「そうなんですよ〜。色を載せていくんですよね。下書きの下書きという感じで、塗って作っていくんです」

ここで若村さんから質問が。

若村「ちなみになんですが、表紙を描く場合、作品を読んでから表紙を描くものなのでしょうか?」
望月「新作の時は読んでもらって世界観をつかんでいただいたりするんですが、シリーズになるとギリギリ進行だったりするので、舞台と雰囲気だけお伝えして、お願いしたりすることもあります。
前回の20巻は『京都国立博物館でお願いします!』という感じでした」
ヤマウチ「でも、そうなると、シチュエーションの文脈がわからないんで、こんな表情で大丈夫?と心配しつつ描いたりもするんですよ」
望月「ギリギリですみませんっ。ちなみに口絵は割と自由に描いていただいてる感じですよね」
ヤマウチ「そうですね、ある程度の指定を守った上で楽しくやらせていただいてます。口絵は好きにやっていいんですよね?笑」
望月「笑」

若村「ここまでを振り返ってヤマウチさんどうでしたか?」
ヤマウチ「今日紹介した中であれば、13巻14巻が印象に残っていますね。2巻揃ってそれぞれがソロというのも初めての経験でした」
望月「上海編とNY編ですね」


望月「実はこの上海編の13巻、若村さんも思い出深いんですよね」

若村「そうなんです。初めて望月先生とイベントさせていただく頃に13巻が発売されるということで、表紙を拝見したんですが、どこの神社仏閣なのかまるでわからなかったんですよ。回廊の感じから萬福寺だろうか?いやちがう、と。

京都の神社やお寺なら分かる自信があるのに、これはもしや望月先生からの挑戦なのかと焦りました」

望月「上海のお寺でしたね笑

こちらの、バラバラの舞台でりんどうの花びらが2人をつないでいるのが素敵ですよね」

ヤマウチ「いやぁ、ありがとうございます」

望月「表紙と口絵があるので、スケジュール的にも大変だったと思います。実は元々は2巻同時発売という話だったけど、いろいろあって2ヶ月連続に変更したんですよね」

トークは最後に次の21巻のお話。
望月「今、約半分書けました。
21巻は上海の女の子、イーリンが京都の大学に留学してくることになり、『蔵』でバイトをするという展開になります。
イーリン視点から、清貴や葵のお話を書けているので、少し新鮮な感じになるのではと思ってます」

そんな予告をして、
スペシャルトークタイムは終了。
ここからみなさんで乾杯🥂

メニューはこちら。

私にちなんで北海道産のものを

多く取り揃えてくださいました。

ホテルモントレさんのお料理は美味しいです✨


もぐもぐ食べつつ、みなさんとお話をしたいので、各テーブルにご挨拶に行ったり、


若村さんが10周年の10にちなんだ

歴史トークをしてくださったり。


そんな中、サプライズでケーキが!

そして、

ヤマウチ先生、秋月先生、庭先生から花束と、メッセージ色紙の中心にはイラストが!







さらにたくさんの方からの

メッセージをまとめた冊子をプレゼントしてくださいました!



これには号泣しそうになったのですが、泣いてしまったらなんだか止まらなくなりそうで、こらえました。

驚きと共に本当に嬉しかったです。


その後、恒例のビンゴゲーム!

みんなで和気藹々と思うのですが、このビンゴは割とガチで迫力があります。


最後にお礼の言葉を伝えさせていただき、

10周年記念パーティを終えました。


「次は20周年の時に……」

と言うと、

「5年後、15周年に!」

というお声があちこちから笑


挨拶の時も話したのですが、

私が今も書き続けていられるのは、

読者さんのおかげです。


楽しみにしてくださっている方がいる。

それが大きな励みになっています。


感激で感慨深く、作家人生の最終回みたいな気分になりましたが

(実は今もなっていますが)

望月麻衣season2が始まったつもりで、初心に帰り、気持ちも新たにがんばっていきたいと思ってます。


私と著作にかかわるすべての方に心から感謝申し上げます。


本当にありがとうございました。


最後にいただいたファンアートをご紹介。


かな様



RIKAO様


mimori様


com様


なにがし様


きたみまゆ様




(可愛い!!!)


素敵なイラスト

ありがとうございました🙏