食事や着替えなど身辺自立を促すには?
食事の場合は少しの努力で食べきれそうな量を盛り、
食べ終えたら席を立っても良いことにします。
そのうえで少しずついろいろな味や肌触りに慣れていけるよう、
親が働きかけを続けていくことが求められます。
生活習慣を身に着けさせるためには、無理をせず気長に取り組むことと、
課題や手順を小分けにして1ステップずつ達成させていくことが大切です。
それぞれ1ステップが出来るようになったら少しずつ自立へと近づいていきます。
自閉症の子供では、味覚、臭覚、舌触り、肌触りに対する
独特のこだわりがあるため、同じものばかりを食べたがったり、
気に入った洋服を着続けたがることがあります。
また、一定時間座って食事ができない、着替えが一人で出来ないケースでは、
最初から全部をやらせようとするのではなく課題を
小分けにして取り組ませると良いでしょう。
着替えでは手順を細分化し、途中までは親が手伝い最後のステップだけを
本人にやらせます。こうした行動は自閉症特有の感覚に
基づいて生じるものなので、ある程度は大目に見る必要があります。
<<発達障害の子育て教育体験記>>
家庭での育て方が子供を劇的に変えるメニューより