こんばんは~自愛の達人のmakiです^o^
昨日、ちょっと家族間で(表面上という意味で)トラブルがありました。
その出来事についてEFTをしてみたところ、すごく大きなブロックが私の中にあることに気づきました。
それは…「家族というものは無条件で愛し合い、仲良くなければいけない」というものでした。
結果的にそうなれば素晴らしいことだと思います。
いま、世の中では震災の影響もあるのでしょうけど「家族というものは素晴らしいものだ。無条件で誰もが愛し合っている、大切なものだ」という風潮があります。
それが間違っているとか、正しいということではなく、私はあまりにそれに縛られすぎていました。
前職で一緒だった人がある日、私についてこう言ってくれました。
「makiさんはしっかりした両親に厳しく育てられて、それでいて家族仲が良さそうに見える」
私はそう言われてうれしかったのです。
そしてその言葉通りの人間でなければいけない、と思い込み、自分を縛り付けていました。
ですから家族仲が悪い自分が許せず、受け入れていなかったのです。
私の家族仲は、おそらく悪いほうだと思います。
私は四人兄弟の三番目で、上の二人は結婚して独立しました。
両親と妹の四人暮らしです。
私は割と母とはなんでも話すのですが(というか、こうしてなんでも話す関係になるまでが大変だったのですが…)妹と父とは折り合いが悪く、家ではほとんど会話しません。
母がいる場合は家族で食事をとりますが、父や妹と二人っきりの時は、食事は一緒にはとらないほどです。
そしてそんな自分が許せず、家族仲が良くなるために様々なメソッドを実践してきました。
が、もうそんなことはやめようと思っています。
そして、これは今日気づいたのですが、相手には相手にとっての真実があり、私にとっての真実と違っていたとしても、それは間違いではなく、同時に存在していいのだ、ということです。
私は10年ほど前から心の病気というものに向き合い、ずっと己と向き合ってきました。
トラウマ返しとかいろいろな心理学の本とかを読んで…そして社会的に立ち直った経験もあって「私は世の中の人から見れば、とても人間の心に詳しいのだ。私の知識は真実だ」という思いがあったのです。
私は家族仲が悪いせいで、時々互いの見解の違いで激しくぶつかりあい、傷つけあうことがあります。ちょうど、昨日は父と激しく傷つけあったのですが。
ずっと私は「父は人間の心とか人との付き合い方が時代遅れで、いつも私たちを理不尽に傷つけ、愛情ある言葉をかけたこともない。私が心の病気になったのは、父の酷い子育てと酷い言葉のせいだ」という思いこみを持っていました。そして激しい被害者意識と、父への憎悪にしがみついていました。
それについての証拠も、たくさんありました。引き寄せの法則的な感じですね。私の友達に言っても「makiちゃんのお父さんはひどすぎる」と言われてきたし、親子の虐待の本を読んでも、私の父は虐待親の条件に十分に当てはまっていました。
けれど今日、分かったのです。
私が父に持っている感情は、そのまま父が私に持っている感情なのではないかと。
私は父に優しい娘ではないと思います。それは「父が先に私に酷いことをしたからだ」という思いがあったのですが、それは卵が先か鶏が先かという話とそんなに変わらないと思います。
私が苦しんできた大きな原因は「私こそが正しい、父は時代遅れだ。だから、父は私にこれまでのことを謝罪して、改めるべきなんだ」という思いだったのです。
「父は改心するべきだ。そして、私の考える良い父になるべきなんだ。そうでなければ、あの人はずっと間違った人間のままだ」と思っていました。
私が自分の考えこそが絶対的に正しいと思っていたように、父も同じことを思っていたのかもしれません。
そうして、互いにそこに固執するあまり、激しい憎みあいになったのだと思います。
こういうことを書くと「じゃあ今まで父に抱いてきた憎しみは間違っていたのか」という考えにもなるのですが、それは持っていていいと思います。手放すその日まで。
ただ「互いの考えは間違っていない。ただ、違うだけなんだ」という思いと相手に対する憎しみは同時に存在してもいいのです。
ようやく、私も父との関係をクリーニングする時がきたのだな、と思いました。