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今日は他害について書きます!


『普段、兄弟に他害をしたら具体的にどうやって怒ったらいいんですか?』


他害でお悩みのママさんから上記のメッセージ頂きました。弟くんがお兄ちゃんをつねったり噛んだりするようです。そしてお兄ちゃんもやり返してしまうとのこと。


わかります、うちも先日まで同じでしたから!
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先日も少し触れましたが、→(姉妹でも他害は他害


我が家は事前に、きょうだい喧嘩で他害をされたら、やり返さないですぐに私か旦那など大人に報告してね、と言ってあります。
これは病院の先生とのペアレントトレーニングで指導された方法です。


例えば、妹よりこが姉ねねを叩いた場合。


『ママ!今よりこがねねのこと叩いた!』という子供からの報告(通報)で他害が発覚します。


この場合、まずは『叩いたら絶対だめなんだよ。ママは叩く子は嫌いだよ。よりこ、遊びたく無いなら一人でそこで遊んでなさい。』と2人を離します。よりこは焦って言い訳を繰り返しますが、よりこの言うことは反省するまで徹底的に無視をします。


ねねには『あーよしよし、偉かったね、よりこにやられてもやり返さないで我慢できたね。えらかったね、あっち行こう』と褒めます。


ダメ!と言って怒るということよりも叩くのは良くないこと。叩く子は嫌いだからね、ときちっと言ってまずはその場から離す。そして子供は言い訳を重ねてくるけれど、何にせよ叩くのは良くないこと。言い訳は徹底的に聞きません。←無視。


間違いなくよりこはずるいとか言います。
だけど、『叩くってことは遊びたく無いんだよね?』って離してあげるんです。


引き離されて1人になって『自分がねねを叩いたからねねも離れたしママも離れた』ということを認識させなければならないのです。
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叩くのは絶対にだめなんだということを自分で意識させなければならないので一人にしてしっかりと反省させます。


今は叱らない育児、◯◯な育児、◯◯育児などなど…世の中には素敵で魅力的な育児方法がたくさんあります。


いろいろな育児方法があるように、世の中にはいろいろな子供たちがいます。


私は誰もが実践して成功する育児など絶対に存在しないと思っています。


それは持って生まれた子供の性格もあるし、長年培われた親の性格もあるからです。


正直、『この本の通りにしたから急に全てがうまくいったわ!』なんて話聞いたことが無いです。
ていうか私もそうなった試しがないのです。


なんでも取り入れてみることは大事です。他人の成功例から学ぶことはとても多いし育児の上で参考にするのはとても良いことだと思います。


でも自分の子供に合わないことは絶対にあります。それを無理して続けることがいいことだとは思いません。


なので私が話しているこの方法についても、取り入れてみて合えば実践していけばいいし、合わないな、と思ったらすぐにやめればいいです。


繰り返しになりますが、うちの子たちは自閉症スペクトラムなので、私はペアレントトレーニングを受けて臨床心理士さんや病院の先生からのアドバイスに基づいた育児やしつけをしています。


私は先生に聞きました。引き離して無視をしてそれでぎゃーっとなったらどうすればいいんですか?と。


なったらそれが一番いいんですよ。
それが効いているってことですから!!


子供にとってはお母さんに怒られるって行為は別に怖い事では無いんです。
それよりも無視されるってことがずっと怖いわけです。


なので他害をした時には、


ママの言う事、約束を守れない子はあっち行って。と離すのがベストです。
まずは目の前の対象物を外してあげて下さい。


泣きますよ。かんしゃくを起こすかもしれません。でも泣くって言う事はその方法が効いているっていう証拠なんです。


これから成長するにつれ、お母さんがいくら怒ってたってニヤニヤしている子は沢山います。
怒った瞬間にうるせーと壁を蹴って自分の部屋に閉じこもる子もいる。(ひぃー)
ごめんなさいってその場で悲しい顔をして謝っておけば許してもらえるってわかっている子もたくさんいます。そういう子は反省していないので必ずまた同じことをします。


今まで『こら、なにやってるの!!!』って怒っていたってその時はおさめられても、また別の日に同じことをしたり意味がなかった経験はありませんか?


『これは◯◯だからやめようね。ママは◯◯くんの気持ちわかってるからね』と諭して一時的にはおさめられたとしても、後日また同じことをやらかした!という経験はありませんか?


それは子供にとっては怒る事と褒める事はたいして変わらないからなんです。


怒るということは子供にかまってあげているのと同じで褒めることと変わらないのです。
そして子供は母親に無視されるほど辛いことは無いのです。
褒めるという事と、無視するという事はリンクします。
褒める為にリンクするわけです。
無視する事が大事なんじゃないです。その後褒める事が大事です。だから無視をして冷静に考えさせるんです。


自分で反省できたら子供はしっかりと謝ってきます。
お母さんにさっきは叩いてごめんなさい、もうしない、って言ってくるでしょう。叩いた相手にも謝ります。
その時は褒めてあげます。ちゃんとわかってくれたんだね。叩いたら絶対だめだもんね。と。


先生がペアレントトレーニングでいつもおっしゃってることなんですが、


例えば夫婦喧嘩で
『なんなのその態度!むかつく。』『お前だって!』とか。
口汚く二人でののしり合ってるとします。


その場合、一緒にいるとお互い何で喧嘩や言い争いをしているのか分からなくなるくらい相手に余計なことまでがーっと言ってしまいます。


だけどその時に『俺ちょっと冷静に考えたいから』って『お前の顔見たく無いから実家に帰ってくれ』『私帰らないよ』
『じゃあオレが出て行く』って言われたら


すごく冷静になりませんか?


1人になるといいも悪いも冷静になるわけです。


いなくなると『なんでこんなに怒ってたんだっけ?』『あれ、わたし言い過ぎたかな』とか『よくよく考えたらなんで私がいわれなきゃならないの。やっぱりおかしい!』とか冷静になって考えれます。
目の前の対象物を外してあげる。それが冷静に考えられるポイント。


怒るだけでは意味が無い事なんです。
夫婦喧嘩に照らし合わせればこども達も変わらない事なんです。


先生の例え話はいつもわかりやすい!


引き離して冷静になる時間を与えること。褒めることと無視すること。これらを上手に使うこと。それがペアレントトレーニングでの指導でした。


自分に照らし合わせて考えてみると案外単純なことなんですよねー。


うちの子達にはわかりやすくてシンプルで実践しやすかったです。


良かったら参考にしてみて下さいね。



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