先日、中学生の個人懇談に行ってきました。
コロナ禍であらゆる事に制限がかかり、学生生活も通常にはいかない中、子ども達も先生も精一杯努力していると感じます。
中学生は、身体も心もアンバランス。
成長する身体に心が追いつかなかったり、コントロールも難しい。
エヴァンゲリオンが放送された時、パイロットの年齢が14歳で「さすがだわ!庵野監督」と思ったものです(笑)
最近、愛知県の中学校内で起きた死傷事件。
この事件を受けて、先生方も相当気を遣っているのがうかがわれ、いたたまれない気持ちになりました。
ウチの次男は、幼児の頃から怒鳴ったり暴れたりがない穏やか系気配り男子。
年齢の割に渋いタイプで、負けず嫌いなところはありますが、どちらかと言えば「イジられる側」になりやすい。
実際にキツイ言い方をされて、家族で話し合った事もあります。
言っている方は、全く気にも留めていないでしょう。
2〜3人集まれば、気も大きくなります。
今も昔もある事です。
しかし、昨今は「言われた側がどう受け取るか」に目を向けるようになりました。
昔なら「言われる方にも原因はある」と、一蹴されてきたのに。
ハラスメントという意識が、浸透してきたと感じます。
12〜13歳の中学生に分別を求めるのも難しいですが「されたらイヤな事」は、相手に伝えないと向こうは気がつかない。
いくら沢山の本を読んで、道徳の授業で学んだとしても、体感してやっと分かる事もある。
受け取る側の目線になるには、経験も必要。
トライアンドエラーで、経験を獲得して成長していく年代。
「言えないなら、いくらでも手を貸す。」
「親は味方だし、大人として話し合う事もいとわないから」
「しんどい事を隠しても、お母さんにはバレると知っているでしょ(笑)」
帰りの道すがら、次男にも伝えました。
答えはないし、正解もないけれど。
小さな火種が大きくならないように、チラ見で見守っていくしかありませんね。