昔、任侠映画を観終わった人達が、
高倉健さんばりに肩で風切って
映画館から出て来たって
話を聞いたことがあるけれど…

今、まさにそんな感じです。

好きな作家さんに
インスパイアされたっぽいのですが、

‪突然、深夜になにかが降りてきて、
柄にもなく詩のようなものを
書いてしまったんですけれど。‬


ほぼほぼノンフィクションです。

ざっくり言うと、
「先週の日曜日は打ち合わせでした」。

ま、そういうことなんですけれども。



♪.。+゜♪.。+゜♪.。+゜♪. 


オレンジ色の共犯者

鍵のかかった庭をぬけて、

屋根裏部屋へ案内されると、

そこは時間が止まった

異世界だった。

どこか懐かしい異世界。


そして私たちは、

まるで儀式のように

呪文を唱えあった。



そのあとで、

海を見下ろす高台にある

 “夕陽という名のレストランで、

オレンジとワインのカクテルを

片手に 密談をした。



手抜きでも

そこそこ美味しくできる

レシピのこととか、


どうせ食べて太るなら 

美味しいもののほうが

いいに決まってるとか。


そんなたわいもない

会話をしながらも、

秘密は すでに始まっている。



黄昏時の空から、

スコールのように落ちてくる

雨だれの音を聴いたあと、

帰りの坂道で滑って転んだ。


それでも、

着々とくわだては進行している。



どんなに時が過ぎ去ろうとも、

大切なことはきっと変わらない。


そしてまた、時間は流れてゆく。


この沈みゆく夕陽のように。

そして登ってゆく朝日のように。



「オレンジ色の共犯者」


2枚目の写真は、
お店の紹介ページの中から
お借りしたものです。