自分に触れることができなければ、自分で自分を満たせない : 愛されたいと思っている人へ | セラピスト菊川マリア公式ブログ

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心が晴れる「幸せ力」の育て方を伝えてます


「グラウンディングを身につけて・・・その後:愛されたいと思っている人へ」

この記事の続きです。


マリアに、

「A子さんは、自分で自分を満たさなきゃ、満たさなきゃって、
自分を追い詰めているように見えます。

必要を感じた時、人に助けを求める。
ただ少し一緒に居てと頼んでみる。

それも、自分で自分を満たすことの一つなんです。」

と言われ、号泣したA子さん。


A子さんは泣きながら、マリアに言いました。

「でもね、前の彼に、“お前は重い”と振られたんです。」

それを聴いたマリアは、少しの沈黙の後、こう言いました。

「それは、その時のその人にとっては、そうだったんでしょうね。

違う相手なら、違った反応が返ってきたかもしれません。

また、同じ彼でも、違う状況だったら、受け止めてくれたかもしれません。」


A子さんの頭の中は「?」マークだらけになりました。


マリアは続けます。

「つまりね、
いつもいつも重い人はいないし、
いつもいつも軽ろやかな人もいないってこと。

生きるってことは変化し続けるってことで、
自分も相手も、それを取り巻く状況も、常に変化してるってこと。

人生は、その変化の波を乗りこなすってことなんです。


人生って、ある意味、
コミュニケーションの実験の連続みたいな
一面があるんだよね。

そのコミュニケーションの中には、
自分とのコミュニケーションも含まれています。

体を感じるグラウンディングを続けていくとね、
自分とのコミュニケーションが深まってきます。

体って嘘つかないでしょ?

“大丈夫!”と言って、ハードな仕事を続けている人が、
本当は大丈夫でなくて、倒れたりすることあるじゃない。

自分の本心って、体に現れるんだよね。

体を感じるグラウンディングに精通すればするほど、
自分への理解が深くなるの。

そうすると、自分を自分で満たしやすくなる。


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だって、自分を知らなければ、自分が欲しいものが分からないでしょ?

自分に触れることができれば、できるほど、
自分で自分を満たすことができるのよ。

それをしつつ、他者ともコミュニケーションを取っていくの。

健全なあたたかいエネルギー交換がどうやったらできるかな?

って実験していくの。」


黙り込むA子さんに、さらにマリアは続けます。

「王子様とお姫様は結ばれました。

めでたし、めでたし。

メルヘンは、それで終わるけど、
実生活はそうはいかないでしょ?

そして、人生は続く・・・

その後、いろんなことが起こる。

それが生きていくってこと。」

それを聴いたA子さんは、深いため息をつき、なにか一生懸命考えているようでした。


長くなったので、続きは次の記事で。