この記事は、過去記事を再掲したものです。
==========
つい先日、2週間ほど前のことでした。
地下鉄に乗っていたら、隣の車両から、ガンガンと壁を叩く音と、「ムカつくんだよふざけんじゃねぇーよ」という女性の怒鳴り声。
胸がキューッと緊張して、思わず、声が聞こえてきた方を見ました。
どうやら、ケンカではなく、女性が一人で壁を叩き、怒鳴っている様子。
髪の長い、20代後半くらいの、薄紫色のストールを肩にかけた、ごく普通の格好をした女性でした。
女性が座っている車両はもちろん、私が座っている隣の車両にまで、恐怖による緊張感が漂っていました。
また、数年前、JR新宿駅のホームで、大声で怒鳴りながら、ゴミ箱に飛び蹴りする女性を見ました。
(本当に、20センチくらい飛んでたんですよ)
この女性も、20代くらいで、痩型で、シャツとジーンズのごく普通の格好をしていました。
周囲にはかたーーーい緊張感が漂いつつも、みんな関わらないようにしていました。
私ね、この2人の女性(「一人爆発娘」と命名)を見た時怖かったけど、公衆の面前で、一人怒りを爆発させてしまう、その気持ちの仕組み、流れが分かるような気がしました。
なぜなら、私もそうだったから。
私がその時感じた胸のドキドキには、
私も一歩踏み外せば、この二人と同じことをしていたかも・・・
という恐れが含まれていました。
一人爆発娘は、恐らく過去にムカついたことを思い出していたのです。
それで、心に怒りがこみ上げてきて、物に当たったり、大声を出したい衝動に駆られたのです。
そして、その衝動をコントロールできなかったのです。
誰にだって、過去にあった出来事を思い出して、怒りが湧いてくることってありますよね。
多くの人は、周りの状況を見て、今表現していいかどうかを判断しています。
だから、一人爆発娘みたいにならなくて済む。
でも、一人爆発娘のように、この衝動がコントロールできないほど強い人たちがいます。
私もその1人でした。
だけど、その衝動がグラウンディングで、99%くらい治まったのです。
感情の爆発とグラウンディングの関係は、次の記事で。
================
激しい感情に振り回されがちな方、一度グラウンディング状態を体験してみて下さい。
◇セッションメニューのご案内はこちらから