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久々の更新になります。
今から書く予測については、何の根拠もありません。その点ご了承ください。
イオングループには子会社のイオンリテールが展開するファッションビルのフォーラスとビブレがある。
フォーラスは金沢を除き、既存の高層のジャスコ店舗を業務転換した商業施設である。
参考:wikipedia「フォーラス」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%82%B9
一方、ビブレはかつてのマイカル(2011年3月1日イオンリテールに吸収合併)がフォーラス同様に、ニチイ(サティの前身)の都心部の店舗を業務転換して誕生した。
その後ビブレの新規店舗の出店、マイカルタウン(桑名、茨木、明石等)のサティ・ビブレ併設の出店、ダックシティとの提携で店舗数を30店舗以上まで増やしたが、2001年のマイカル本体の破綻により、イオンの支援を受け、マイカルはイオンの完全子会社となった。その債権過程で、閉店、サティへの業務転換、ダックシティとの提携解除と、店舗網が整理された。
その後、ビブレはイオンショッピングセンター、イオンモールの1フロアの一角に複数出店し、大型ファッションビルとは程遠いものだった。
そして、マイカルの消滅後、まだ全国に残っていたビブレは2010年の河原町を皮切りに、奈良、宇多津、高崎、岡山と相次いで閉店し、ついに旧マイカルタウン内の桑名と茨木もつい最近閉店し、現在改装中である。
今2015年3月2日現在の店舗数が12店舗である。その内訳として、
*ビブレ自体がSC内の核テナントとなっている例 (基本的に1フロア)
・新百合ヶ丘
・名古屋ワンダーシティ
・橿原
・筑紫野
・福岡
・レイクタウン
*純粋なファッションビル (単独店舗)
・横浜
・三宮
・天神
*その他
・ワールドポーターズ (横浜ワールドポーターズの約半数のテナントがビブレ(イオンリテール)を通してテナント契約をしている)
・北大路 (単独店舗であるが、横浜などのように都心部に出店しているわけではない)
・明石 (イオン明石SC内にあるが、イオンがある建物とは別々の建物である)
ここからはこれからビブレはどうなるか予想したいと思います。
正直なところ、ニチイ・マイカル時代から続いた「ビブレ」のブランドは無くなる可能性が高いです。
おそらく横浜・三宮・天神の3店舗とフォーラスの各店舗はイオンの孫会社のオーパに統合されるか、新たな店舗ブランドが設立されると思います。そこにワールドポーターズも加わるのではないかと思います。
北大路は業態としてイオンが相応しいと思います。実は、以前にサティに業務転換が検討された店でもあります。
明石は桑名、茨木同様、ビブレの専門店街の枠を解体して、イオン明石SCに組み込めばいいとも思います。
さて、残りの6店舗ですが、あえて別のブランドとしてビブレを存続させるか、新たな店舗ブランドに移行するか、はたまた消滅か。消滅させて、新たな大型テナントを入居させるのもありです。どの手段が最も価値があるか判断するのはイオン次第です。
これでビブレの再編は終わりです。