22歳が原爆を伝えるガイド日記

いつ撮ったか忘れたけどお気に入りの1枚。


少しずつですがこのブログを定期的に読んでくれる人も増えてきたので自己紹介と今の活動、そして想いなどを一度まとめてみようと思います。

2015.8.5 朝日新聞
「若いからこそ伝えられる」
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記事URL


2016.4.23 毎日新聞
「旅行者に〝被害〟伝える」


2016.5.16 中国新聞
「伝える若者 輪広げたい」
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記事URL


2016.8.27 読売新聞
「知らずとも学んで紡ぐ」

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名前は村上正晃(むらかみまさあき)年齢は22歳。今年大学を卒業しました。


大学卒業後、就職をせずに昼は平和公園でボランティアガイド、夜はアルバイトをしています。

今までにガイドした人達は66ヵ国4886名。(2015年10月末)

(英語は中学生レベルです…(笑))

出身は広島県尾道市瀬戸田町。瀬戸内海に浮かぶ小さな島です。レモンやみかんが有名です。

好きなことはサッカー。5歳から大学卒業までずっとサッカーを続けてきました。

サッカー大好きです(^^)
広島市内出身ではないので親族に被爆者もいないしサッカーばかりしてきたので原爆とか戦争について考える事もほとんどありませんでした。


去年の今ごろまでは。


ただ、ふとしたきっかけで平和公園を訪れるようになりガイドを始めました。

ガイドを始めたきっかけはこちらから
『初心表明』


最初は伝えたいという想いよりもただただみんなが喜んでくれるのが嬉しくて爆心地などを案内しました。



案内していく中で少しずつ関心を持ち始め勉強するようになりました。

知らないことが多すぎて恥ずかしくなりました。

今までほとんど関心もなく、自分には関係ないと思っていた原爆。

けど知っていくうちにこれはとても大切なことで、そして今に繋がっている事なんだと考えるようになりました。

被爆者はまだ生きているし、苦しんでます。そしてその発端となった核兵器は今世界に1万6000発もあります。また、世界を見てみると毎日のように人が亡くなっています。

周りのことに少しだけ目を向けてみてください。



もちろん、原爆や戦争について考えることは、悲しいし、しんどいです。しかし、過去から学ぶことはとても大切なことです。また、考えることで今の自分の状況に感謝出来るし日常を大切にしようと思えます。



過去を学ぶことは後ろ向きじゃなくて今や未来について考える事だと思います。



原爆を伝えていく中で多くの出会いがあり自分を成長させてくれます。


ガイドをしていたから出会えた人がたくさんいるし、ガイドをしていたから学べたことがたくさんあります。



最初言ったように今は昼はボランティアガイド、夜はアルバイトで生計を立てています。
けど今の生活をずっと続ける事は出来ないので、それについてはこれから考えていきます。


自分はずっとガイドを続けたい。




ガイドの人はそれを仕事として働き、来た人は誰でも無料でいろんな説明を聞くことが出来る。

将来的にはそんな風にしていきたいなと思います。

サポートしてくださる方は連絡をお願いします。


今まで原爆とか戦争についてほとんど考えてこなかった自分だからこそ伝えられる事も少しはあるはず。

その為にもっと勉強してより多くの人が考えれる機会を作っていきたいです。


勉強の場はガイドグループのFIG。胎内被爆者でリーダーの三登さんを始めメンバーから多くの事を吸収してよりよいガイドをしていきたいです。

リーダーの三登さんのブログ
『広島の視線』




今まで伝えて来た人達の想いをしっかり引き継いでいきたいと思います。

最終的な夢は

平和文化センター(資料館を管理してるとこ)理事長!



原爆や戦争については特定の人だけがたくさん考えるよりも、多くの人が少しずつ考える事が大事だと思います。


自分にとって『平和』とは『考える事』


相手のことや先の事を考えていれば戦争は起きないと思うしまた、戦争下では一人一人が考える余裕さえないと思うから。
平和とはいろんなことを考えることが出来る状態だと思います。

平和な"今"、考える事が大事だと思います。

抽象的ですがより多くの人が原爆について、戦争について『考える』きっかけを作っていきたい。


もちろん、原爆や戦争を考えることだけが大事なわけではないこともわかっています。
けど、やっぱり大事なことです。




今まで伝えて来てくれた人達がどんどんいなくなっていく中でこれからは自分達が伝えていかなくてはいけない。

そういう意味では今一緒にガイド出来たり、被爆者の人の話を聞ける時間はとても貴重なものです。

より多くの人に、伝える側に回ってほしいしそのきっかけを作っていきたいです。


誰にでも"なにか出来ること"がある!


今まで一人の被爆者が伝えてきたことをこれからはそれを受け取ったみんなで伝えていくようにしたいです。

もっと先には、伝えるとか伝えられるじゃなくて、みんなが自然に平和について、戦争について考えれるようになればと思います。






このまま原爆や戦争が忘れられると必ずまた同じことが起きます。


知らないとか忘れてしまうということは、そこであったことをなかったことにすること、そこにいた人をいなかったことにすることだと思います。

自分はあの日起きたこと、そしてあの後起きたことをなかったことにはしたくない。そして、そこに人がいたということを覚えていたい。


そして、そこから学ぶ。

今起きている様々な問題も目をそらさずに一人一人が考えていかなければなりません。


過去を学ぶということは今を大切にするということ、未来を考えるということ。


『楽しく大切に大切に』伝えていきます。


平和公園に来てください。
話を聞いてください。







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70年たつ今だからこそ学ぼう。



最後になりますが

応援してくれる家族、友達、ガイド仲間、自分に関わってくれているすべての人達に感謝します。

ありがとう。

2015.5.18  村上 正晃
(7.16文脈など若干の修正を行いました)
コメントはこちらからおねがいします。
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