一日を一生だと思って生きれば幸せになれる | 『毎日が革命』「転職王」正己のヤバイ放談 (臼井正己公式ブログ)

『毎日が革命』「転職王」正己のヤバイ放談 (臼井正己公式ブログ)

星湖舎刊『毎日が革命』と彩図社刊『転職王』『0から始める幸福論』の著者、転職王正己こと臼井正己のブログ。最新刊『0から始める幸福論2022』kindleで発売中!

私が幸福論を書き始めたのは98年。ワープロで印字したものをコピーして配っていた。
中谷彰宏恋愛塾に参加し、講師だった中谷彰宏さんにコピーした紙をホッチキスで綴じた手製の幸福論を手渡したのを昨日のことのように覚えている。
その1年後の99年には23才の若さで処女作『0から始める幸福論』を出版し、発売2か月で2回増刷され00年2月3日の中谷彰宏読書日記に掲載された。
ワープロで印字したものをコピーして配っていた時は、そんな未来は想像していなかった。
この頃は予備校の営業マンとして全国No.1の数字を上げ続ける傍ら毎月投稿文芸誌『ぶんりき』に幸福論を投稿していたのだった。
そしたら、その『ぶんりき』が投稿作品をまとめた本を「ぶんりき文庫」として創刊することになり、99年10月20日、私は23才にして作家デビューすることとなった。厳密に言うと、ぶんりき文庫創刊シリーズの全35点中、商業出版は3点だけで、後の32点は著者が38万円費用を負担するいわゆる共同出版で、私の本も共同出版だった。
ところが発売2日目に在庫切れになり増刷が決定。増刷分の費用は出版社が負担し、印税もプロと同じ10%もらえる契約だった。
私の本は出版社の想定以上に売れすぎて、その内容に関係者からクレームが来て発売1年余りで絶版になったが、同文庫史上最速で3刷りに到達したのだった。
絶版になる直前に、ぶんりき文庫続々増刷中!というコピーの下に3刷り『0から始める幸福論』という形で「公募ガイド」に広告が載るようになり、その広告を見て、あの「ちびまる子ちゃん」のはまじこと浜崎憲孝さんが「自分も本を出したい!」と原稿用紙に手書きで書いた文章を出版社に送ったのは01年の秋頃だったのかな。
私が浜崎さんと会ったのは彼の本『僕、はまじ』の出版記念サイン会の日に出版社で会った1回だけだが、彼に「臼井さんの本は広告で見て知ってます!」と言われたのを覚えている。
彼の本は発売忽ち6万部のベストセラーになり、あっさり立場は逆転したけれど、彼が処女作を出す前は私はぶんりき文庫の中で売れている著者として、彼を含めた、「これからの著者」からは尊敬されていたのだ。
さて、ここまでの文章で何が言いたかったのかと言うと、一日を一生と思う気持ちで、今日に全力投球して生活していると、ネガティブな気持ちは吹き飛んでしまうと言うことなのだ。
そして、成り行きで様々な果実が実ることもあるということだ。私の場合も作家になりたいとは常々、思っていたけれど、結果として本は出したが、それはガチガチに計画を立てて実行したわけではなかった。
もちろん、様々な目標達成の秘訣は私も知っているけれど、まずはハッピーになることが優先順位の1位で、今日1日を幸せに生きることは、それほど難しいことではない。
不思議なことに、今日1日を幸せに生きることを毎日、毎日続けていると、自然と道が開けているから人生は面白い。
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