ブリアンな日々

ブリアンな日々

悪性リンパ腫と診断されたブリアンの闘病の記録

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ブリアンが亡くなってから10日が経ちました。多くの方から慰めの言葉、献花などをいただきました。
家の中もブリアンのためのお散歩グッズを吊るしたものや、ケージ、トイレ、マットなどを(かなり)思いきって処分しました。

亡くなって一週間目の土曜日、「初七日」のつもりでブリアンの友だち犬、日向くんのパパママを招き、飲み会を催しました。
元々日向パパとは音楽仲間。悲しんでばかりもいられないので、久々のギターデュオを演りました。

家内と僕は天国のブリアンを悲しませ無いよう、元気で生きていこうと、ブリアンの朝の散歩時刻に二人で散歩を始め、その後はテレビ体操をしています。
家内は耳の病気からの不調、僕はメンタルの不調を抱えていた中、我が家にやって来たブリアンは享年4歳の生涯を、二人の回復のため「元気」「勇気」「愛」をくれました。だから僕たちはこの悲しみに負けるわけにはいかないのです。

日向くんのパパがブリアンの亡き後、送ってくれたメールがあります。それを引用させてもらいます。

ブリアンの運命を悲しいと思うのは、彼の犬生に対して、失礼なことだと…
彼が生まれて、そして天国に召されるまでの最大の使命は、父ちゃんと母ちゃんを救うこと。そして彼はそれをやり遂げた。
やっと元気になってきた父ちゃんと母ちゃんを見て、たぶん「やり遂げた感」を感じたと思います。そして安心して天国への道のりを歩き始めた。
僕たちは、彼の功績に、最大の拍手を送りたいし、また、彼が心配している「父ちゃんと母ちゃんの落ち込み」を、どうか彼の為にも、極小にして乗り越えてもらいたいと思っています。
ブリアンとの想い出はけして消えないし、ブリアンもまた幸せ者だと思います。』

そのとおり!そのとおりだと思います。
僕たちはブリアンへの感謝を、これからの生き方で表したい。
そんな決意を表明して、これまでお付き合いいただいたこのブログを閉じようと思います。
お読み下さった皆様、ありがとうございました。皆様のこれからに幸多かれとお祈りします。

今日はブリアンを送り出す日でした。
前に飼っていた犬チャンプと同じように、市内にあるペット霊苑で荼毘に付しました。
小さなブリアンは小さな小さな骨となり、小さな小さな小さな壺に収まりました。

我が家のリビングに簡単な祭壇を作り、生前のおもちゃ、写真、遺髪、首輪を置き、ブリアンの死を悼む方々からのお花で飾りました。
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今朝、ブリアンが逝きました。

浮腫と言うより「しこり」のように硬い腫れ物が喉を取り巻き、「ググッ」とイビキのような音を立てて息をしていたのですが、最期は呼吸困難となったのでしょう、一瞬首を上下に二回ほど振って落とし、動かなくなりました。舌が色がなく、チアノーゼを起こしていたようです。
ただそれまでは、特に苦しまず、昨夜は家内とともにリビングに布団を敷いて、ブリアンと一緒に寝たのです。
穏やかに、そして僕たちの揃ったところで逝ってくれて、最期まで本当に良い子だったと思います。

初めて我が家にやって来た頃、ブリアンはとにかく「怯え」てました。
どの仔もそうではあるでしょうが、ちょっとその程度が激しかった。
早くにブリーダーからショップに売られ、私達と出会ったときは既に4ヶ月でしたから、狭いケースでの生活が長かったのかと想像しています。
サークルに入っていても、自分の頭の上に広がる広い空間が信じられないと言った様子で、とても不安そうにしていました。

ダンボールで屋根をかけてあげと少し安心した様子。その名残りでしょうか、今でも雷で怯えたり、体調が悪くなると食卓テーブルや椅子の下に逃げ込みます。
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怖がって飼い主のふところに逃げ込む、なんてしてはくれません。
「おいで」と言っても来ません。
散歩では足元に付いて歩くなんて、ありえない!とっとっと、と先へ先へと我が道を行くのです。
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でも、そのブリアンが僕の隣に来て、ずっと一緒に居てくれたことがありました。
我が家に来たその年の秋、それまでも患っていたメンタルの病気で僕が会社を早退して寝ていたのです。
するとそのベッドの傍にブリアンがきて、家内の枕に頭を乗せて僕の方を向き、ずっと真剣な眼差しでこちらを見守ってくれていたのです。家族だったんです。
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ブリアンのおかげで僕のメンタルの病は良くなっています。

ブリアンは本当にたくさんの贈り物を僕たちにくれました。

思い出はつきません。我が家にはまだあちこちにブリアンがいます。





日曜に元気な様子のあまり、こちらも少しはしゃいでしまってトリミングやらシャンプーやらと、ブリアンを疲れさせてしまったのか、ステロイドの量を減らしてしまったのが早計だったのか。
でもやはり「時期」なのか。

ブリアンの様子が急変したのは月曜の午後からでした。元気が無くなり、動きは緩慢。クビのあたりにグリグリではなく水腫が出来てきました。タプタプと揺れるゴルフボール大の水腫。
火曜にはさらに元気が無くなっていました。獣医さんに電話して夜の7時まで受付してくれると言うので、ギリギリに連れて行きました。
かなりはっきりした「再発」。左うしろ足も浮腫があって、右の3倍ほどに膨れていました。
インターフェロンは効果なさそうであり、アドリアマイシンのような副作用がある抗がん剤を使うことは僕たちの選択肢にはありません。先生と話しあってステロイドの注射をし、明日からのステロイドを増量することとなりました。
翌日の今日、ブリアンは1日やはりぐったりしていました。でも家内が作るワン食は食べますし、お水も飲みます。
口からものが取り込めるうちは大丈夫かなと思ってしまいます。
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昨日はブリアンの通院日。インターフェロン注射も3回目になります。
クビのグリグリは相変わらず、と言うか大きくなっています。でも、とても元気。
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先生も状態をみて「元気ですねぇ」
全身を丁寧に触診して、「後ろあしの膝裏にもありますね」とのこと。
そしてお腹が膨れてきたことを話すと「エコー検査をしていないので、はっきりとは言えませんが、お腹にも腫瘍はあるでしょうし、ステロイドを大量投与しているので筋肉が弱くなり、腹筋が伸びて下がって来ているのでしょう。」
これからのステロイドの投与量を少しずつ減らしていくこととなり、また、インターフェロンを場合によっては、2週間おきを1週間おきにとのお話もありました。
とにかく元気なので、現状は様子見ということに。また2週間後の診察と注射です。

日曜にはボサボサになってきた毛を、父ちゃん、母ちゃんでトリミングしました。
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とてもお利口におとなしくカットされていました。あまりおとなしいので具合が悪いのではないかと心配しましたが、どうもそうでは無さそうなので、その後シャンプーもしてしまいました。
母ちゃんはさらに爪のヤスリかけまで。
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電動ヤスリです。素人トリミングのわりには可愛いでしょう?
おとなしくされるがままになっているのは、大人になってきたってことでしょうか。