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1月某日

初っぱなから険悪な雰囲気が漂う中、いきなり情報をもらすなと契約書が配られその異様な空気に保護宅しか経験がなく初めて現場に入る私はたったそれだけでも逃げ出したくなりました。ものすごくビビりました。
ですが、そんな気持ちも一瞬だけ。
その空間に一歩踏み込むと
床一面びっしり糞尿だらけの狭いケージの中に多くのうさぎがまとめて入れられていました。
牧草もなくごはんもまともに与えられず、空腹のストレスからか生後3~4ヶ月のガリガリな子うさぎたちがお互いの毛を皮膚が赤くなるまでむしりあっていました。
痩せ細り全身脱毛している大人うさぎがいました。
ごはんがほしいのか、出してほしいのか、 私がケージの前を通る度にみなソワソワ動きだし、うさぎたちと目が合う度に 自分に何かを期待しているようでかわいそうでかわいそうでなりませんでした。
そんな姿に、黙ってはいられませんでした。
何を書かされようが、何を言われようが なにがなんでもこの子たちをここから引き出そうとただただひたすら説得に試みました。
そして途中数名の関係者も加わる事数時間…
条件付きではありますがなんとか引き出しの許可がおりました。
相手の都合でこの時は10うさぎしか引き取る事が出来ませでしたがそれでも嬉しくてたまりませんでした。



帰宅後、取り合えず全うさぎをケージに移し大量のペレットと牧草とおやつを与えました。
みんな余程お腹を空かせていたのか、どの子もものすごい勢いでがっついてべておりました。
引き取ってよかったと心底思いました。

が、全頭引き取るとは言ったものの引き取った10頭合わせてこの時60以上いたうさぎ、そんな数のケージやフードなど全く用意できておりません。
私はTwitterもFacebookも殆ど利用しませんが、とにかく拡散してもらうだけでも何かしら動きがあるのではと思い、
今までお世話になった里親さんや数少ない友人たちにメールを送信。
理由を話せる余裕はありませんでしたが、それでも皆さん根掘り葉堀り聞いてくる事なく一斉に拡散してくれました。
そして、わずか数時間で情報は一気に拡散され、有難い事に次から次へとご支援の連絡が届きました。
箱うさぎさんのご協力もあり、おかげさまで次の引き取り時にはケージもフードもペットシーツもおやつもとにかく全ての飼育用品を揃えることが出来ました。









2月某日
現地で数名の里親さまに引き取られ、残りの40うさぎを引き取りました。
相変わらずの強烈な臭いと光景に更に驚いたことに、2月のこの寒い中、母うさぎではない別のうさぎのケージの隅に牧草も何もない状態でまるで死んでいるかのように2赤ちゃんだけが転がっていました。
引き取り後その足で箱うさぎ伊藤さんと合流し、母うさぎと赤ちゃん一緒に託しましたが、 残念なことに 最初は拒絶することなく赤ちゃんを受け入れてくれた母うさぎでしたが数日後には育児放棄し、2赤ちゃん亡くなってしまいました。そしてその直後再び赤ちゃん出産しました。

帰宅後、 すぐに玄関へ移動させると、あっという間に家中悪臭が漂いました。



全うさぎ足裏が赤く染まるほど糞尿の汚れ臭いが染み込んでおりました。



痩せ細そっている子も多数おりました。


生後1ヶ月の子うさぎたちをひっくり返すとの 1/3に糞がびっしりつき肛門がふさがっていました。
更にその日の夜
『赤ちゃん産んでた』 と連絡が。
引き取り先で脱走した妊婦うさぎが赤ちゃん出産しその赤ちゃんが取り残されていたようです。
引き取り先は県外です。
仕事もあるうえ、高速使って1時間以上の距離があり、すぐには行けず結局翌日の夕方引き取る事に。
この時点6頭中2頭が衰弱死。その後母うさぎと一緒にしましたが、更に2頭が亡くなり、結局2頭の赤ちゃんしか生き残れませんでした。そして、この母うさぎもまたしばらくして出産しました。



なにもかも始めての私には本当に壮絶過ぎて、 引き取り当初は不安と焦りでしばらく食事も喉を通らず、睡眠もとれず、お世話だけでいっぱいいっぱいで、何を優先して、何をどうしたらいいのか本当に訳がわからなくなり、思考回路がぶっ飛びそうになっておりました。

しかし、
急な訳のわからない連絡だったのにも関わらず、すぐさま拡散してくださった友人知人の皆様、

その情報を見て、見ず知らずの私と詳細不明のうさぎたちの為に大量の物資を送ってくださり、励ましのお手紙も添えてくださり、保護宅、輸送ボラ、里親の申しをしてくださった大変多くの皆様、

しばらくは保護宅出来ないと連絡だけのつもりが、すぐさま大量の物資支援、保護っ子の受け入れ、箱うさぎ保護宅メンバーに連絡、ご自身の体が大変な中ありとあらゆることをサポートしていただいた箱うさぎ伊藤さん、

何度も保護宅として引き受けてくださり、時には私に変わり里親さんの元へ行ってくださった東京保護宅Uさん、

Uさんと一緒に保護宅の受け入れをしてくださった神奈川保護宅Kさん、

引き取り直後わざわざ夜中に保護宅として引き取りに来ていただき、その後も里親としてお迎えしてくださったり、輸送ボラ、物資支援にご協力いただきました磐田保護宅Yさん、

保護した中でも一番大きな子を受け入れ、丁寧なグルーミングに去勢手術までしてくださり、そのままおうちの子としてお迎えしてくださった浜松保護宅Kさん、

連絡等で直前までご迷惑をお掛けしてしまったのにも関わらず快く保護宅を受け入れてくださり、あっという間に里親さんを見つけていただいた東京保護宅Nさん、

遠い場所から何度も何度も連絡をくださり、最終的には保護宅受け入れてくださった大分保護宅Mさん、

ご自身でも多くのうさぎたちを救出し大変な保護活動の中、物資支援に、一時預かりに加え九州までの輸送ボラにご協力いただきましたうっとこのこのかにこさん、

仕事のついでとはいえ、こちらの都合に合わせてくださり何度も品川輸送ボラをしてくださったKさん、


そんな皆様のおかげで私は大変多くの優しさにふれ、多くの勇気をいただき、押し潰されそうな状況を乗り越える事が出来ました。

そして、そんな皆様のおかげて50にも及ぶうさぎたちが、毎日争う事なく自分のペースでお腹いっぱいごはんを食べて、新鮮な野菜やおやつも食べて、好きな時に好きなだけ牧草を食べて、毎日清潔な自分だけの空間で、ケンカに怯えることなく足を伸ばしてリラックスして…
ようやく普通の暮らしを送る事が出来るようになりました。
本当にありがとうございます!

また、大変多くのうさぎたちが幸せ切符を掴むことが出来ました。
まだ足裏は汚れたままです。
牧草を食べていなかったので今後病気を発症しやすかもしれません。
それでもその全てを受け入れてくださり、家族としてお迎えしてくださった里親の皆様
本当にありがとうございます。

今からこのキャリーたちを返還して来ます。
1月引き取り時の時からわざわざ市職員さんが貸し出してくださったものです。



本当にお世話になりました。
名残惜しいです(T-T)



現在はようやく落ち着きつつありますが、
まだまだ里親募集中の子たちはたくさんいます。
赤ちゃんたちもさらに大きくなりましたよ~




脱毛でボサボサだった里親募集中の23番ちゃんもふっさふさになりました!




これからも引き続き応援、ご協力のほどよろしくお願いいたします!

引き続き里親募集中!

新しいおうちへ 更新しましたヾ(´▽`*)ゝ


今後の活動の為にも引き続き全国でボランティアさん募集中です
詳細はメールにて!
ご協力いただける方は下記までご連絡ください。
ari3ne@yahoo.co.jp