皆様は、香水の種類をご存知ですか?
オードトワレやコロンなど、様々な種類の香水。これらは、香料の濃度ごとに分類されたものです。持続時間やつけ方が変わってきます
パルファン=点でつける
濃度が15~25%と最も高く、少量でもしっかり香るのが「パルファン」(パルファム)。香りが続く時間も5~6時間以上と長いのが特徴です。お肌に一滴、「点」でつけることを意識しましょう。高価なアイテムでもあり、パーティなどのフォーマルな場に最適です。
オードパルファン=線でつける
次に濃度が高いのはオードパルファン。香りが続く時間は5~6時間程度と言われています。香りもお値段もパルファンより少し優しいもの。「線」をひくようにつけるのがポイントです。
オードトワレ=線でつける
濃度が5~10%と薄く、普段使いしやすい「オードトワレ」。持続時間は3~5時間。こちらも「線」をひくようにつけてみて下さい。初心者さんや、軽く香りを纏いたい時にもおすすめです。
オーデコロン=面でつける
濃度が最も薄いオーデコロン。ライトな香りで、持続時間は1~2時間と短めです。たっぷり使ってもキツくなりすぎないため、初心者さんに最も使いやすいものと言えます。お値段もプチプラなものが沢山あります。つける時は「面」をイメージしてやや広めにつけましょう。
point
香水をつける時は、洋服ではなく、お肌に直接つけるようにしましょう。大切な服にシミが残る原因になります。
直射日光が当たる部分に香水を直接つけるのは避けて下さい。紫外線と反応し、シミやかぶれといった肌トラブルが発生する場合があります。たとえば、髪が短い人は、首の後ろにつけるのは控えた方が無難です。
香りを長持ちさせるpoint


お風呂上がりやスポーツ後につける場合は、しっかり汗を拭き取ってから。汗をかいたパーツにつけてしまうと、香水と汗のにおいが混ざり、香りが悪くなってしまいます。ワキの下など、汗腺の多い箇所につけるのも避けた方が良いでしょう。
付ける場所にも注意⚠️
香水をつける場所としてメジャーなのは手首の内側。この理由は、太い血管が通っていて体温が高い部分だからです。香水に含まれるアルコールが揮発しやすいため、香り立ちが良くなります。また、手首は動きが多い部分でもあるため、香りを漂わせるのにも最適。ただし、つけ過ぎには注意してください。また、香りが飛びやすいので、体温が低い部位につける場合よりもこまめにつけ足した方が良いでしょう。うなじや耳の後ろも体温が高いので、香り立ちをUPさせるためには効果的な場所です。
上述した部位は、鼻に近いので控えめにつけることが重要。ほのかにふんわりと香らせるためには、「香りは下から上へ広がっていくもの」という特性を理解して、下半身につけるのがおすすめです。ポピュラーなのは、足首やウエスト(おへそ周り)、膝裏の静脈部分。全身を優しく包むような柔らかな香りを楽しめます。脚につけることで、歩いた時に後ろ方向に香る、座った時に顔方向に香り立つ、といった漂わせ方も可能になります。
体温が低い部位につけると、メインの香りが長持ち
香水は3段階で香り立ちが変化していくもの。太ももなど、体温が低い部位につけると、香りの広がりは控えめになり、香水の「ラストノート」(重みや甘みのあるベースとなる香り、残り香)を楽しむことは難しくなりますが、「トップノート」と「ミドルノート」という、香水のメインとなる香りを長持ちさせることが可能になります。部位だけでなく、体温が高い人と低い人でも香り方や持続時間は変わってくるもの。時間によっても変化するので、試してから購入したい場合は数時間おいてみましょう。
香水の奥深さや繊細さ、様々な楽しみ方をお分かり頂けましたか?人と会う場合は、約束の30分~1時間前につけてみて。香りが落ち着き、バランスの良いものに変化します。
素敵な香りで素敵な1日をお過ごし下さい