病気にならない生き方 (宿便とは) | アーユルヴェーダでデトックス

病気にならない生き方 (宿便とは)

こんにちは。

アーユルヴェーダサロンMayuraのカネコです。



昨日、宿便の医学的な証拠が欲しいとのお声をいただきましたので、下記の本を紹介させていただきます。


私は医者ではありませんので、30万人もの胃腸内視鏡検査をしている、アメリカでは有名な内視鏡の権威である新谷弘美先生の記事を抜粋させていただきます。



(文庫)病気にならない生き方 (サンマーク文庫)/新谷弘実
¥730
Amazon.co.jp


「病気にならない生きかた」 P.36より抜粋


肉食が腸相を悪くする最大の理由は、食物繊維がなく、脂肪やコレステロールを大量に含んでいることにあります。


肉食を続けていると、腸壁がどんどんかたく厚くなりますが、これは食物繊維がないために便の量が極端に少なくなり、その少ない便を排泄するために腸が必要以上に蠕動(ぜんどう)しなければならなくなるからです。


つまり、過剰な蠕動運動により腸壁の大部分を構成する筋肉が鍛えられて厚く大きくなってしまうのです。こうして腸はかたく短くなっていきます。

 腸壁が厚くなると、内腔(ないこう)は狭くなっていきます。かたく狭くなった腸の内圧は高くなるのですが、動物性タンパクに加えて脂肪も大量に摂取して腸周辺の脂肪層が厚くなるのでさらに腸壁に圧力がかかります。



こうして腸内の圧力が高くなると、中から外に向かって粘膜が押し出されるという現象が起きます。この現象が「憩室(けいしつ)」と呼ばれるポケット状のくぼみを作り出します。




 こうなると、ただでさえ量の少ない便は腸の中を進むのがむずかしくなります。


その結果、腸の中に長く停滞する「停滞便(宿便)」がたまってきます。その停滞便は腸壁にこびりつくようにたまるのですが、そこに憩室があれば、そのポケット状のくぼみに停滞便が入り込み、さらに排出されにくくなります。


 憩室やひだの間にたまった停滞便は毒素を発生し、その部分の細胞に遺伝子変化を起こさせポリープを作り出します。そしてポリープが成長し、ガン化していくのです。


 腸相の悪化は、大腸ガン、大腸ポリープ、憩室炎などさまざまな大腸の病気を起こすだけにとどまりません。


実際には腸相の悪い人の多くが子宮筋腫(きんしゅ)、高血圧、動脈硬化、心臓病、肥満、乳ガン、前立腺ガン、糖尿病などのいわゆる「生活習慣病」を発病しているのです。