子育てと健康は手抜きをしたらしただけの結果を得る 2 | アーユルヴェーダでデトックス

子育てと健康は手抜きをしたらしただけの結果を得る 2

あるお客様がお料理教室に行った時の話。そのお料理教室では、出来合いを合わせるだけだったそうで、料理では無かったと嘆いていました。


素材から調理することが無い料理教室。


しかし、それはその教室の話しだけではありません。


私が娘達の小学校に係りの仕事で行った時のこと、太巻きを作る実習で、パックに入った出来合いの玉子焼きに、味付きかんぴょうを使い、結局私がやった事はキュウリを切るだけ。


お味噌汁は液体のだしを入れて作るものでした。



子供の為の料理教室で、一体何を子供達に教えたかったのかは私にはサッパリわからず仕舞い。



そして後から気がついたことは、実は教える立場の親達が、料理が出来ないと言うこと。




包丁ひとつ握れずに子育てをしている親が、残念ながら沢山居るのが現状です。



だからその親達が家で作るように、出来合いを混ぜたり、レトルトを合わせるだけしか教えられない。



先日いらしたお客様は、長年スーパーに勤められている方でした。夕方の時刻になるとお惣菜が大幅に値引きされるそうで、それを求めて大挙して子連れママが買いに来るのだそうです。



あんなに化学調味料まみれ、保存料タップり、添加物だらけの出来合いを使った食べ物をあげて、なぜ自分で作らないのか?
なぜ子供の健康を考えてあげられないのか?とがっかりされていました。



その様な物ばかり食べて健康になれると思っているのでしたら、それは余りにも無知です。



「努力するのは面倒臭い」、「仕事をしているから時間が無くて出来ない」からやれないと言う声が聞こえてきそうですが、その身体でいつか親となり子を産むのです。



そして今の子供達を見て本当にそれで良しと通してしまって、本当に大丈夫なのでしょうか?



お腹を満たしていれば身体はそれなりに大きくはなります。でも身体が大きくなれば良いということではありません。


娘のクラスメイトは、小学生なのに級友が手の上に座っただけで骨を折ってしまいました。転んで骨折したクラスメイトもいました。閉経を経て骨粗しょう症なった老人の話ではないのです。



小学生から白髪が生える。体力も気力も無い。子供達に老化が始まっている大変な事態なのです。



親になるには、子供の人生を背負う覚悟が必要です。そして、その子供達を健康に育てるのは最低限の親の役割だと私は思っています。


料理の上手、下手よりも、お母さんが子供のことを想って作った料理だからこそ貴重であり、その母の味を味わいながら子供がまともに育っていくのです。


健康の維持は本当に地道な作業。努力無しには出来ません。



朝早く起きてお出しをとって、煮物やお味噌汁を作り、それを昼も夜も毎日365日する。



もちろん素材が一番大切ですから、新鮮で安全な食品が手に入るお店への買い出しをしたり、注文をしたり。



その毎日の小さな積み重ねが、やがて大人になった時に大きな違いとして出てくる。
健康だけでなく、親の愛情までしっかり入った人間へと。



たまに酷く無責任なことを平気で言う大人が居ますが、それは論外。
その人は貴女や、貴女のお子さんが病気になった時には、責任を一切取ってはくれません。



健康は便利では買えないと言うことに気がついて下さい。コンビニフードやお惣菜で売っているのは「便利」です。「健康」ではありません。





子供達がここまで病んでいる今、大人が行動を改め無い限り、この悲劇は代々連鎖していくでしょう。


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