うまくいかないのは、あなたのせいじゃない
すべての未来は決まっている。
決まっているのだから自由に生きよう。
楽しく。決められた道を堂々と歩こう。
自分ではどうすることもできない
「もっとずっと大きな力」 に動かされているだけではないか？
今では確信にも似た感情を抱いている。
『僕という心理学実験』妹尾武治 著より
矢野は来月還暦を迎えます。
60年も生きていると、
どんなに頑張っても上手くいかない時、
逆に何もしていないのに上手くいく時がある
ことが何度もありました。
特別な能力があるわけでも
人並み以上の努力をしたわけでもないのに
仕事も家庭も人生全般上手くいっている人もいれば
高学歴で能力全般が高いにもかかわらず
結婚生活が破綻し、
年齢制限で待遇の良い仕事に就けず
ダブルワークと子育てで
身を粉にしているシングルマザー もいます。
運がいい悪いで済まされないような。
運というより運命……
そうなることが初めから決まっているのではないか？
自分自身の人生と
カウンセリングを受けてくださった
相談者さんの人生をお聴きして
そう思うことが多くなりました。
人生 初めから決まっているのなら
努力しても無駄じゃないか？
そう思うかもしれません。
ですが、
努力できるか、できないかも
生まれながらにほとんど決まっている
ということが、
双生児の研究で明らかになっています。
人生はコンピューターゲームのようなもの
ここからは、矢野の妄想にお付き合いください。
この世の中はコンピューターゲームのようなもの。
すべてがプログラミングされている。
けれどプレイヤーが体験していることしか現実化していない。
自分が見聞きしたこと以外は、
現実に起きているかどうか
証明しようがありません。
私たちは、自分が見聞きした世界の中でしか生きていないのです。
・神 = ゲームを創ったプログラマー
・人間一人一人 = ゲーム中のキャラクター
・運命 = ゲームプレイヤー
と考えれるのではないでしょうか。
手を動かそうと意識するより前に、
脳から手を動かす指令が発せられている。
ということが分かっています。
つまり、手を動かす指令を出しているのがゲームプレイヤー。
我々を操作している
ゲームプレイヤーが存在していて、
我々はそれをあたかも自分で決めていると
思い込んでいる。
それが人生なのかもしれません。
ゲームキャラクターに
勇者、戦士、魔法使い、聖職者
という属性が最初から決まっているように
私たちの能力には初期設定値がある。
魔法使いが武器での戦いを
いくら経験しても強くはなれない。
自分の持って生まれた能力を活かす
ことをしなければ、花開かない。
さらに無情なことに
戦士はいくら強くなっても、
たくさんモンスターを退治しようとも
勇者にはなれない
（世の中から高い評価は得られない）。
いやはや、人生そのものじゃないですか。
人生最初から決まっている。 ならば、どうすればいい？
その答えが、冒頭の妹尾さんの言葉にあるように思います。
決まっているのだから自由に生きよう。
楽しく。決められた道を堂々と歩こう。
人生で起きることは決められている。
それを変えることはできない。
でも救いはあります。
起きたことをどう解釈するかは、
自分で決められる
のです。
同じ出来事であっても
悪いこと ととらえるか
チャンス ととらえるか
悪ととらえるか
善ととらえるか
私たちゲームキャラクターが
ゲームプレイヤーやプログラマーに
支配されることなく
自分で自由にできること。
それが、この人生で起きることを
どう解釈するかなのです。
もしかすると お釈迦様がたどり着いた
「一切皆苦」 は、こういうことなのかもしれません。
この世の一切合切が「苦しみ」だ。
なぜなら、生老病死なにひとつとして
自分の思いどおりにならないのだから。
たとえ思いどおりにならなくとも、
これが自分の人生なのだ。
だから、自分の人生を堂々と生きよう！
え？ 変えられないのなら、
カウンセリング受けても無駄なんじゃない？
いえいえ。
あなたが、カウンセリングを受けるか
受けないかも決まっているのですよ。
自分の人生を堂々と生きるために！
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