昨年12月に叔父から酒かすをもらって、甘酒を作ってみてから、酒かす収集にハマりました。
阪神間に住んでいるので、『灘五郷』と言われる酒造りの本場がすぐそこにあります。
気がつけば、多種多様な酒粕を集めてしまってました(笑)。
灘五郷とは、西郷・御影郷・魚崎郷・西宮郷・今津郷の5つです。
【西郷】 ① 金盃 ② 沢の鶴
【御影郷】 ① 白鶴 ② 菊正宗 ③ 剣菱 ④ 戎面 ⑤ 福寿 ⑥ 仙介・琥泉 ⑦ 大黒正宗 ⑧ 甲南漬
【魚崎郷】 ① 千代田蔵 ② 松竹梅 ③ 浜福鶴 ④ 櫻正宗
【西宮郷】 ① 日本盛 ② 灘自慢 ③ 喜一 ④ 金鷹 ⑤ 白鷹 ⑥ 白鹿 ⑦ 灘一 ⑧ 寳娘 ⑨ 島美人 ⑩ 德若
【今津郷】 ① 大関 ② 扇正宗
(太字は行った酒蔵)
そして、入手した酒粕を、入手順にまとめてみました。
・ 福寿の板粕(写真なし)
・ 甲南漬のバラ粕
・ 白鷹の板粕
・ 老松の板粕
・ 白雪のチューブねり粕
・ 白鶴大吟醸酒粕(非常に柔らかい板粕)
・ 櫻正宗のねり粕
・ 菊正宗の純米大吟醸嘉宝酒粕(粒状)
・ 日本盛の板粕
・ 日本盛の吟醸酒の板粕
・沢の鶴の板粕(新粕)
・沢の鶴のバラ粕
(番外編 京都・月桂冠の板粕 ご近所のスーパーで入手)
なんと約3ヶ月で13種類!
短期間でこんなにたくさん手に入るのは、灘五郷が近いから、ですね。
今は冷蔵と冷凍での保存を使い分けつつ、毎日甘酒を楽しんでいます。
これらの中で一番気に入っているのは、白鷹の『生酛純米吟醸酒粕(板粕)』です。
酒粕の形も色々、元のお酒の種類も色々ありましたが、「純米吟醸酒」の「板粕」が美味しいように思いました。
すっきりしているけれど、甘酒としてのコクも感じられる、バランスの良さが気に入りました。
一方、純米大吟醸の酒粕は、私にはあっさりしすぎでした。
純米大吟醸酒は、酒米をものすごく研磨して雑味をなくしたお酒だそうです。
同じ量のお米から、できるお酒の量が少なくなるので、同じく酒粕もお値段も高めで希少。
味も期待したのですが、甘酒にした時、逆に味わいが物足りないような気がするんですね。
なかなか深い学びになりました。
酒粕は冬のものなので、3月でほぼ出荷が終わります。
もしまだ間に合えば、今津郷の大関あたりに行ってみたいと思います。