花が咲き
鳥がさえずり
風を感じ
愛に溢れ
そして、遊ぶ心と夢の世界
小山ゆうこ個展は、圧倒的な色彩の美しさで、こうした要素がちりばめられ、独自の輝きの世界が描かれていました。
「フィリア」という作品
「フィリア」とは、ギリシャ哲学で「愛」を意味する言葉です。
様々な花の一つ一つが、丁寧に、美しく描かれています。
美しい花に囲まれ、女性の優しい姿自身も、まるで花のようです。
今回の作品展の作品は、テンペラ画という技法によって描かれていますが、その独特の、透明感や鮮やかさが、作品全体を美しく輝かせています。
「Bloom」という作品
花に飾られた女性が、優しい表情をしています。
頭の上には、少し意地悪そうなフクロウがとまっています。
小山さんの作品の中に、遊ぶ心が見え隠れしています。それが、作品の中に、楽しさや謎を生み出している・・・・と私は感じてしまう。
この作品では、フクロウにその遊ぶ心を感じました。
今日、画廊art Truthで、小山さんにお会いし、話をすることが出来ました。
私は、作品を拝見して、自分が花好きで、鳥好きの話をしました。なぜなら、この作品があったからです。
これは、小山さんが、現在飼っているオカメインコ(シナモン)のマカロンちゃんを描いた絵だそうです。ほっぺが正にマカロンみたいなので、命名したとのことです。
もう、その話を伺い、インコの話で盛り上がってしまいました。
それに、こんな作品も展示されていました。
「果報者」という作品。
この猫ちゃんの、イタズラで、凛々しい表情、おまけに頭の上に、真っ赤なリンゴ、申し分ないです。
さらに、「猫の肖像」という作品
小山さんは、以前,白い猫を飼っていたそうです。
おそらくその猫のイメージなのでしょう、
猫を愛する作家が描く、愛情をたくさん受け止めた思い出の猫の姿が、この「猫の肖像」です。
「風よ」という作品。
優しい女性の表情、美しさに溢れた花の表情、透明感のあるドレス、羽根の表現、
まさに、美しさと、愛に溢れた、見事な作品です。
これこそ最良質なファンタジー作品ではないでしょうか!
このほかにも、数多くの作品が展示されています。
花、鳥、美しいものが好きな私にとって、この作品展は、心躍る素晴らしい作品展でした。
一度で、小山さんのファンになってしまいました。
この作品展の会期は、10月5日(水)から10日(月)までです。
画廊art Truthのブログのアドレスは次の通りです。