とても悲しい事があって
晴れているんだ！
悲しみの海の中にいるみたいだった
ずっとこのままここにいて
気が付いたら100年たってた
そうなってもいいと思うぐらい
そのほうが楽だと思うぐらい
悲しかった
悲し過ぎて何もしたくなくて
何も感じなくなった
やる気なんて起きないし
ここから抜け出したい、なんて前向きな考えももちろん浮かばない
生きてるけど死んでるみたい
誰かの生きたかった今日、とか言われたって
心が動くわけもない
でもある日気が付いた
悲しみの海にいるのはとても辛い
24時間悲しいんだもの、苦しいに決まってる
そして思った
もうここにはいたくない
そう思えてやっと海から少しだけ出てみたくなった
全部どうでもいい
全部終わってしまえばいい
そう思っていても日常は待ってはくれなくて
日用品を買ってる自分に
明日からも生きる気かよって呆れた
そして少し笑えた
外に出てみた
乗り気じゃなかったけど出掛けてみた
乗り気じゃなかったくせに
風が気持ちよかったり
夏の暑さがたまらなかったり
日差しの眩しさに目を細めたり
悲しみ以外の感情、まだ残ってた
そのうち楽しくなってきて
なんだ、私また笑ってるじゃん
強くなったとか
乗り越えたとか
そうではなくて
私はひとつ経験して
成長したんだなって思った
決して強くはない
またきっと深い悲しみに出会う日がくるだろう
でもいつか必ずそこから抜け出せることを
私はもう知ったから
だから大丈夫
もしも今
悲しみに心を囚われてる人がいるなら
伝えてあげたい
たくさんたくさん悲しんでいい
今でも時々悲しくなるよ
でも大丈夫
いつかふっとそこから出ていけるから
悲しみの海にいた私が言ってるんだから間違いない
私の悲しみなんて空にくれてやったさ！
どんなに大雨でも
雲の上はいつだって
晴れているんだ！