先日はスタジオにてレコーディング。
この日は、RCA44BXというリボンマイクで歌わせていただきました☆
マイクのメンテをしてくださった佐藤さんも遊びに来てくださり、いろいろお話を伺ったのだけれど
マイクを修理する時はアルミと一心同体になるような、そんな感覚でメンテナンスをなさるそうで、佐藤さんが手を入れたマイクは、” わ、いま自分こんな息の抜き方したんだ ”ってビックリしてしまうくらい、声の微細なニュアンスまで、クリアに瞬時に自分の耳腔内を撥ね返ってきて、ただただ衝撃の連続でした。。。
同じマイクでも、きちんと手入れをすると、音ってこんなに変わるものなんだ。
そのものをよく見つめて
その心の声を聞いて
そのものが持つ本来の姿に戻してあげる。
すると、驚くような能力を発揮する。
そう考えると、ものでもひとでも、見ているようでちゃんと「見て」いないものがいっぱいあるのかもしれない。
相手の本来言わんとしている事を、まっすぐに感じ取って、共鳴すること。
それって、何においても大事なのかもしれないなぁ...と思いました(^-^)。
古き良き時代のビンテージマイクと、それを今、当時のフレッシュな音に生き返らせてしまう職人の技。
中のリボンから自分で作り、それを張り替え、そうして生まれ変わったリボンマイクの音は、驚くほどにクリアでリアルで繊細で、今をありのままに震わせていて。
あー、あたしももっと自分を震わせたいなぁ。。。
素晴らしいマイクに心が触れると、もっともっと自分が声に過敏になって、繊細な部分まで自由にコントロールできるようになりたい...っていう欲望が沸き上がってくる。
ありがたいことです>_<。
あともうひとつ、未来の誰かとつながるって話も面白かった!
たとえば、ブースのなかで歌ってる時、1年後のいま聴いてる人に直接生で歌いかけるとか、数年後にフェスで歌ってる自分と繋がるとか
そういう、未来の時間に向けて生ライブ配信するといいよって話を教えてもらいました。
面白そうだからチャレンジしてみよう( ´ ▽ ` )ノ
この日はいろんなお話を伺って、いろんなことを感じたけれど
やっぱり、ひとにはそれぞれに与えられているもの、心地よいと感じるもの、自然と心が向かうものや惹かれるものがあって
生きている間、自分でこれと決めた事に、時間と気持ちを注ぎ込んで生きて行けたなら
その時がどんなに辛くても、後に自分の人生を振り返った時、あぁ、しあわせだったな...って思えるような人生になるような気がする。
そしてそれを感じる強さは、それぞれが向き合ってきた苦しみや、乗り越えてきた辛さに比例するものであって欲しいと、心から願います。。。
帰り道、病院でひとり闘っているあのコもひとりじゃないんだ。って思えた事が嬉しかったり。
目には見えなくても、いろんなことが実は繋がって存在してるんだろうな...って、古き良きものに、新しいなつかしさや今の温もりを感じられた一日でした(^-^)。