ペダン星人の侵略用スーパーロボット | ぽやぽやエブリデイ

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ドラクエ10などのWeb世界で、世知辛い世の中を憂い

それでいながら眠気には勝てない毎日を繰り返していきます。

ミソスープの具は豆腐とワカメ!!

特撮やアニメの歌が好きです。スライム状のものは嫌いです。

【小説連載プロジェクト ガラスの瞳のクラルス 第2話】


当ブログで連載中のネット小説、「ガラスの瞳のクラルス」、ご好評を頂いております。


バックナンバーはこちらから!! 


第1話 【 1234 】 第2話 【 12  】 挿絵 【 1234



新たな退魔師、アズタードを迎え悪魔に立ち向かおうとするザイン。


しかし彼女は一筋縄ではいかない性格をしていて……。



時間が空きましたが、中編の続きです。


更新再開します。



『ぽやぽやエブリデイ 本格ネット小説連載プロジェクト』



【ガラスの瞳のクラルス】



(7) 第2話 中編・2=



「納得がいかないわ。私よりもこの人形のほうが優先度が高いというの?」


憤懣やるせないという声を聞きながら、ザインは爺の古物屋のカウンターに横たわったクラルスを覗きこんだ。


彼女は完全に停止していて、見開かれた瞳には光がない。


「この体はもう駄目だな」


爺がクラルスの体を分解しながら、唸るように言った。


「…………」


ザインが舌打ちをして、クラルスの左目眼窟に指を差し込んだ。


そしてチュポン、と音を立ててガラス球の瞳をえぐり出す。


「ウィルハンテード卿。私が嫌いなものは何だかご存知?」


黒いコートの少女が、ザインの肩に手を置いて、その顔を無理やり覗き込んだ。


「一つ、生意気な口を利く子供。二つ、弱いくせに粋がる子供。そして三つ目が……」


「…………」


「無視されることよ」


「無視していた訳じゃないんだが、君に構ってる場合じゃないんだ。悪いがどいてくれるか?」


ザインに静かにそう言われ、彼女はオーバーリアクションに肩をすくめ、僅かによろめいてみせた。


「あぁ、何てこと! あなたに会いにはるばるクレバスを超えて中央から派遣されてきたっていうのに、第一声がそれ?」


「ザイン、この面倒くさい小娘は何じゃ」


爺がクラルスを分解しながら口を開く。


それを待っていたと言わんばかりに、少女はコートを翻して胸を張った。


「私? 私はアズタード・リリエンタール・フランシュタイン・ヴェン・レイブン。親しい人はアズって呼ぶわ」


「…………」


完全にそれを無視して、クラルスの背中の皮をベリリと剥がした爺に対し、アズと言った少女は頬をふくらませて面白くなさそうな顔をした。


ザインはクラルスの左眼を綺麗にハンカチで拭いてから、懐から出したケースに収めた。


「爺、修理はできないのか?」


「部品を流用することはできるが、右腕の封印機構を制御するメインシャフトがいかれちまってる。まともに悪魔の侵食領域を受けたな。内部まで腐っちまってるよ」


「そんな人形もう必要ないわ。だって私がいるんですもの!」


アズが大声を出して二人の会話に口を挟む。


「ああ、そうだな」


ザインは彼女を見ずに早口でそう返すと、爺に向かってため息をついた。


「仕方ない。予備の体を使ってくれ。幾らだ?」


「八千万オルク出してもらおう」


「…………」


「八千万!」


一瞬口をつぐんだザインの脇で、アズが目を飛び出させんばかりに見開いて叫んだ。


「馬鹿げてる!」


「カードで払う。即急に直してくれ」


「ウィルハンテード卿、聞いてくださる?」


「……何?」


「さっきから、私何か『無視』のようなものをされているような気がして、とてつもなく気分が悪いのですけれども……」


「気のせいだ。爺、俺はちょっと魔導教会に行ってくる。フランシュタイン、ここにいても仕方ないから、俺についてきてくれ。一度屋敷に戻って、君の部屋を見せる」


「…………」


アズはやはり面白くなさそうな顔で、渋々頷くと、滑車のついた旅行バッグを手に取り引きずりはじめた。


そこで爺が立ち上がり、エプロンの油を払ってからザインに近づいた。


そして彼にそっと耳打ちする。


「ザイン、嫌な予感がする。気をつけろ」


「何だいきなり?」


「クラルスの損傷が尋常じゃない。毒を盛られたな。第十七結界を貫通して、ファーストコンタクトで右腕を完全に溶かすなんて、そんなレベルの悪魔を生み出す悪魔は、聞いたことがない。それとも……」


「心あたりがあるのか?」


「ないな」


ザインは小さく口の端を歪めて笑ってみせた。


表情を感じさせない、笑っているのか怒っているのか、はたまた悲しんでいるのかよく分からない表情だった。


「あんたは余計な詮索をせずに、クラルスを早く直せばいい。夕方にもう一度来るから」


「…………」


「よろしく」


軽く手をひらひらと振って、ザインは店を出た。


それに慌ててアズが続く。



「このシティって、馬車もないのね……」


アズが呆れたように呟いて、歩きながらザインの脇に並ぶ。


「それに私のことを知らない人も多いみたい。気分が悪いわ」


「ここは外れだから、馬車は通ってないんだ。中央に行けば数本ある」


「…………」


「電波も悪いからな。中央ネットワークのテレビが通じないエリアもある。『有名人』の君を知らない人が多い理由でもある」


「さっきのご老体、私のことをご存じなかったようだけど」


「あいつは特別だ。気にするな」


ザインはそう言ってから、懐に手を入れて小さな水晶球を取り出した。


そしてそれを軽く振って、目の高さに持ち上げる。


パッと水晶球が光った。


そして光の板のようなものが、水晶球から少し浮いた場所に浮かび上がった。


そこにはきらびやかな衣装を着て、舞台の上でダンサー達と一緒に歌って、踊っているアズの姿が映しだされていた。


「へぇ、転送映像の魔陣位は朝飯前ってわけね」


感心したようにアズが口を開く。


ザインは建物の角を曲がり、映像を見ながら言った。


「君こそ良かったのか? アイドル活動の方が、今では主になっていると聞いたが」


「馬鹿にしないで頂戴。私は退魔師よ。それは副業。好きなときにやめて、好きなときに休止していいの」


「全国の働くお父さんに聞かせてやりたいセリフだな……」


呆れたようにそう言って、ザインは屋敷の前で立ち止まった。


「ここが俺の屋敷だ。君の部屋は301号室だ。メイドに鍵を渡しておいた。生活用品もひと通り揃えてある。俺は教会に行くから、少し待っていてくれないか」


「ウィルハンテード卿、急いでいるようだけど、一つ質問いいかしら?」


「何?」


「あなたの魔導人形、弱すぎない?」


挑発的に、薄笑いを浮かべながらそう言われ、ザインは押し黙った。


アズは鼻を鳴らして、馬鹿にするように彼を見た。


「衛兵を庇ったせいで、あやうく悪魔に消滅させられるところよ。私が間に合わなければ、大変なことになってた」


「そうだな。その件については感謝してる」


「そういう問題じゃないのよ」


「…………」


「今後もアレを使うの? 動物型じゃなくて、人間型を? 悪いことは言わないわ。自我を持たない動物型を使ったほうがいい」


「それは君の介入していいことではない」


ザインは冷たくそう言うと、水晶球をポケットに仕舞ってから彼女に背を向けた。


「君こそ、そんな『旧式』の式神を使っていていいのか? ケツァルコアトルズだろう。珍しいものを持っている」


「旧式ですって……?」


ギリ、と歯を噛んで、アズはポケットからライターを出してザインに向けた。


「取り消しなさい」


「旧式を旧式と言って悪いか?」


「踊れ!」


彼女はライターを点火して、その炎を横に振った。


ライターから一気に炎が吹き上がり、それが鞭のようにしなってザインに向かって襲いかかった。


しかしザインは、冷めた目でそれを見てからクラルスの左眼が入った小箱を取り出し、軽く振った。


彼の体の周りに、わずかに揺らめく水のような壁が浮かび上がった。


それに炎の鞭が当たり、ボンッ! と水蒸気のような煙を吹き上げる。


辺りに一瞬で霧が立ち込め、アズは慌てて手で顔を覆った。


「手癖は悪いな……だが、筋はいい」


いつの間にかアズの隣に立っていたザインが、手を伸ばしてライターの炎を指で摘んだ。


ジュッ、と音がして炎が消える。


アズは慌てて飛び退り、ライターをカチカチと鳴らした。


しかし炎が上がらず、彼女の顔に焦りの色が浮かぶ。


「単純な悪魔相手にはいいかもしれないが、ケツァルコアトルズはこういう風に無効化されるんだ。覚えておくといい」


「…………」


「じゃーな。俺は教会に行くから。メイドに言って何か食べて待っててくれ」


ひらひらと手を振って、ザインは道の角を曲がって消えた。


彼の姿が見えなくなった途端、ボッ、とアズのライターに火が灯る。


彼女は忌々しそうにライターの蓋をしめると、被っていた帽子を掴んで、癇癪を起こしたように地面に叩きつけた。



To be Continued....!!  (次回へ続く)



定期的に更新させていただきます。


ご感想やイラストなど、色々なんでもお待ちしています。



喧嘩していた弟に、仲直りの印としていいものを献上されました。


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ウルトラエッグという玩具の「キングジョー」です!!


「姉ちゃんが好きそうなものを買ってきたよ」


と言われて、渡されました。


ふ、ふむ。キングジョーじゃないの。コレで許されたと思わないことね!


と言いながらもらってきました。何だこの姉弟。


しかしこれ、何気なく遊んでいましたがクオリティが凄まじいです。


びっくりしました。あまりにびっくりし過ぎて、面白くて何度も変形させて遊んでいました。


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キングジョーとは、ウルトラセブンに登場するスーパーロボットです。


4つの宇宙船が分離して合体、キングジョーになります。


圧倒的強さでウルトラセブンを苦しめました。


この玩具は、卵サイズのエッグモードから、分離の宇宙船モード、そして合体したロボットモード。


と、三段階の変形をなし得るというところなんです!!


あまりに見事で完璧な変形のため、ちょっとご紹介しようと思います。


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エッグモードです。


何故このシリーズが卵なのかは分かりませんが、立てると直立します。


見事に卵サイズのエッグになっています。


カチカチッと分離させると……。


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劇中の4つの宇宙船になりました!!


凄い!! 特徴的なデザインをよくぞここまで再現したものです。


そして下半身から変形させていきます。


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足を引き出し、腰を取り付けます。


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胴体をカチッとはめます。


はまる感触がいいですね。


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そして頭部と腕をパイルダァァァ・オンンンンン!!!!


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キングジョーの完成です!!


デフォルメされてて、愛嬌がありますね! きゃわたん!


このように三形態に驚きのチェンジをします。


この玩具は凄いですよ。実際触ってみるとその凄さがよく分かります。


結構しっかり体もホールドされるので、持って遊ぶこともできます。


あまりに変形機構が面白くて、かと言って単純で難しくもないので、何回も組み替えていました。


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という訳で、ウルトラエッグのキングジョーレビューでした。


見かけたら、ウルトラマンが好きな人は購入されることをオススメします。


他にもウルトラエッグがたくさんあるみたいなので、数個買ってこようと思います。


買ったらまたレビューしますね!



本屋さんで本を沢山買ってきました。


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ブラックジャックベスト40!


何十回となく読み直してるので知ってる話なのですが、やっぱりいい!


ベスト40って書いてあるのに20篇しか漫画が載ってないのは納得行かないのですが……。


個人的にびっくりしたのが、キリコは6篇にしか出てきてないんですね。


宿敵なのでもっと出てきてるものだと思ってました。


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岸辺露伴は動かない。


露伴先生好きなので買ってきました。


まだ読んでないのですが、確かvsアワビも収録されてた気が。


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テラフォーマーズ7巻。じょぉじ……。


毎回怖いのですが、気になって買ってしまう;


変身戦闘ものには弱いなぁ、私。



吹き出しシリーズ。


ばんば!


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ばんばです!!



まいたけ、納得がいかない。


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ゲッターとグレンラガンは好きです。





【まいたけ弾き語りライブ】


グレンでは毎週月曜日開催です!!

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リクエストなどがありましたら遠慮なくくださいませ~。


覚えていたら即、知らなければ練習してきます。


次回 11月25日(月) の23:00~0:00まで、鯖21グレン宿屋前で!!】



第三回 汝はショッカーなりや? 開催予定のお知らせ

副題:未定です!


日時:11月23日(土) 21:30から


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完全予約制です


参加、見学されたい場合はコメントを残していただくか、みけねこorまいたけまで!!



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ID:mikenameko_DQX (ドラクエ10のプレイヤーさん限定です。