脱ステ後、最初に使う化粧品って気をつかってしまう。
出来ればまだ肌には何も乗せたくない時期だから、肌との密着性が低くて、出来るだけ負担にならないものを最低限使いたいと思ってます。



ノンケミカルって、早い話が自然界には無い合成物(ケミカル)を使わずに天然成分オンリーで作られたものです。



市販の化粧品は、ノリの良さや落ちにくさ、肌触り、光の反射加減まで、あらゆる部分を追求してるから、有効成分が入ってても合成物も入ってしまう。



ノンケミカルものって、そういう点で言えば、落ちやすいし肌触りも自分のありのままの肌だし、機能は劣ると思います。



合成物と言っても、簡単に説明出来ないくらいたくさんのものがあるので詳しくは説明しません(笑)
スキンケア用品もとりあえず置いておいて、化粧品についてのお話です。



化粧品には、大抵、合成界面活性剤やポリマー等が入ってますが、それらが一切入っていないものを使おうと思ってます。
省略しまくりだけど、簡単に説明するとこういう事です。



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■界面活性剤

洗剤や石鹸やクレンジングなら汚れの分散や吸着目的で入ってます。
化粧品だと主に乳化目的等で使われています。



化粧品の有効成分や機能性アップの為の必要成分にも、『親水性(水に溶ける)』と『親油性(油に溶ける)』があるので、様々な成分の乳化が必要です。
そうしないと水と油が分離してしまって一つの製品にならないからです。



この界面活性剤にも、合成のものと、天然のものがあります。



合成物でも大量に飲まなければ人体に影響無いと言われている物が、市販の合成洗剤全般に使われているものです。



そして、人体に直接入るので基準が高くもうけられていて、安全とされている物が、食品添加物。
乳化剤や安定剤として様々な食品に入ってます。



マヨネーズの乳化や加工品の乳化、安定等ですね。
ショ糖脂肪酸エステルとか、加工品の添加物欄でよく見かけませんか?
法律的に安全と言われても、ここまで頻繁に見かけると怖いと思うのは私だけ?(笑)



それに対して、食品よりも基準が低めで薬事法に基づき添加が許可されているのが、化粧品等の界面活性剤。
乳化以外では、分散、抗菌等、目的も様々、種類も様々。
ファンデの粉が均一に肌に馴染む役割も果たしてたりします。


ここまでは、合成界面活性剤の話です。
では、天然の界面活性剤はというと、食品由来の大豆レシチン、卵黄レシチン等。
ノンケミカルのリップやリキッドファンデ、マスカラ等に使わている事が多いです。




■ポリマー

肌触りのなめらかさ追求等の為に、市販の美容液や化粧品によく配合されている合成物です。
簡単に言うと薄いビニールのようなツルツルスベスベ感を出します。
毛穴を埋めてなめらかにする等です。



塗るとスベスベな手触りになるファンデとか、肌が丈夫ならすごい発明だと本気で思う。
でも私には強力すぎる成分です(笑)



■化粧品効果比較

実際に、同じ肌状態で使えば、合成の界面活性剤やポリマーを使った化粧品の方が、見た目や肌触りなどは断然いいです。
そして圧倒的に、化粧崩れは少ないです。



ノンケミカル(天然成分由来)のものは肌への密着も少ないので落ちるのも早い。
汗をかくと簡単に落ちてきます。
肌触りもポリマー等でコーティングしていないので、ありのままの自分の素肌(笑)



でも、天然のミネラルファンデ(パウダー)は肌色をうまい具合に均一にしてくれるので、肌に赤みがある時には素肌っぽく赤みを柔らげてくれます。



■密着感とクレンジング

落ちやすいってところで分かると思いますが、密着感はノンケミカルの方が少なくて軽い使用感です。



ミネラルファンデのパウダーを軽く乗せるだけなら、顔に何か着いてる感がほとんどありません。
なので、ついついそのまま寝てしまうって事もありましたが、特にその後の肌荒れはありませんでした。



また、天然の成分で乳化されているのでクレンジングも不要で純石鹸で普通に落ちます。



これに対し、合成物が使われた化粧品を落とすには、同じく合成界面活性剤で作られたクレンジングで、汚れを分散、吸着する事が必要です。
メイク用品とクレンジングは同じブランドで揃えた方がいいと言いますが、確実に落としたいならそれも正しいのかも。



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私が脱ステ前に使っていたのはこういったメイク用品です。



市販のケミカルものが肌に悪いのかどうかは置いておいて、私はノンケミカルの軽いメイクに変えてから、顔に関してはアトピー症状が安定してました。
プロトピックは使ってましたが(笑)



多少の肌荒れがあっても悪化する前に肌荒れ程度で治っていたので、肌への負担はかなり少なかったと思います。



そういえば、スキンケアと化粧品をノンケミカルに変えた時に、1ヶ月程度の軽いリバウンドがあり、頬と目元が赤く腫れて少し汁が出ました。



症状は軽くても、脱ステ、脱保湿のリバウンドと同じようなもので、そのリバウンドの後に肌の状態がかなり良くなりキメが整いました。



と、考えると、それまで良かれと思って使っていた敏感肌用化粧品にも肌に不要なものが入ってたんだろうなぁと思います。



次回は、使っていたノンケミカル化粧品をいくつか書く予定です。
使うのはもう少し先だから、それまでに悪化してなければいいな。