去年の夏、阪南に入院した際、入院仲間に聞いた話『北海道にアトピー専用の温泉宿が出来たらしいよ。』



何を今更(笑)
豊富でしょ?



え?え?違うの?新しい宿?はい?
知らないよ、私。




だって、去年は春から調子を崩して、夏場は絶不調。

何の気力も無い寝たきりイモムシだったのよ。
新しい情報なんて知らない。




イモムシ、ネットやらない。
イモムシ、温泉入らない。



退院してからですよ。
何やら富良野方面に、アトピー専用の宿が出来たと知ったのは。
実際は、美瑛だったけどね。



みんなの情報網ってほんとにすごい。
だって、オープン直後の情報よ。
遠い遠い北海道の事をそこまで調べてるなんて、びっくりよ。



よくよく調べると、脱ステ専門でもなければ、湯治宿でもないらしい。
じゃあ、どの辺がアトピー専用なの?



『全てのアトピーの人が、周りの目を気にしないで、ゆったりと過ごせる宿』ですって。



温泉も効能重視というより、ゆったり重視。
湯船一つ一つにぐるりとカーテンが。



湯船は自分専用なんだって。
自分専用なら感染も怖くない。
人目を気にしないでリラックスして入れる。



ゆったり副産物は、美瑛の景色に、地元の新鮮食材。
ぷはぁぁ、なるほどねぇ。



しかも、アトピーの人専用の宿だから、宿泊してる人は、アトピーの人ばかり?
皮膚科行っても、アトピーの人と知り合いになる機会なんてないから、こういう場所で知り合えたらいいよなぁ。



そこまでアトピーさんに至れり尽くせりな宿は聞いた事が無かったから、その斬新さにびっくり。
そして、命に関わらない病気と言われているアトピーにここまで繊細に理解を示してくれている事にもび~っくり。



とは言っても、ここまで私が食いついて色々調べてしまったのには、もう一つ訳がありまして・・・。



美瑛ってね、景色も良ければ、空気も食べ物も美味しいし、元々私の大好きな土地なのよ。
脱ステしてからは旅行なんて、たま~にしか行ってません。
でも、脱ステ前は、ほぼ毎年行っていた美瑛、富良野。



富良野は北の国からで有名なんだろうけど、いやいや、この周辺は観光スポットとか行かなくても、景色そのものが癒されるから。



富良野と美瑛は隣り合わせで、車なら30~40分で行き来出来る距離なんだけど、富良野は色とりどりの花畑が有名だし、美瑛はパッチワークみたいな、なだらかな丘が有名。



ここの景色に同化したら、どんな鬼でも感極まって涙の一粒二粒こぼすから(笑)
こういう綺麗な涙って確かお肌にもいいんじゃなかったっけ?



ついでに野菜も美味しい。
野菜自体が甘いし味が濃い。
アトピーさん用の宿にそんな土地を選ぶなんて、やるじゃん!!さっすがー!!



なんて、偉そうに思ってました(笑)
だって、ほんと景色だけでも癒されるもん。



そして、この宿のこだわりってほんとにすごい。
無農薬の野菜、化学調味料を一切使わない料理、塩素の入っていない源泉かけ流しの温泉、飲料も料理もミネラルウォーター使用。



う~ん、地元のアトピー患者として突っ込みどころが全くなかった(笑)
美瑛を選んだ辺りで惨敗ですけどね。



なもんで、今回の講演会をきっかけに、メールで連絡を取ってみました。
お誘いするには距離的に少し遠いかもしれない。



でも、ここのオーナーさん、HPを見る限り、ステロイド等の薬を使うも使わないも人それぞれで、治療に関わらず、アトピーや皮膚病の人が人目を気にせず、自由に過ごせる場を提供したいという気持ちのよう。
さて、反応は?



ええ、突然の連絡にも快く応じていただけました。



私自身、脱保湿という治療をしている為、普段はシャワーのみ、温泉はたまの旅行でしか入ってないんですが、そういう事も含めて、その人の自由にと考えていただけてるようです。



チラシも宿に置いていただきました。
オーナーさんはアトピーの色々な情報に興味を持ち飛び回っている様子。



当日も都合がつけばお越しになるとの事。
さすが、フットワークが軽いなぁ。



ずっと気になっていた宿のオーナーさんから連絡をいただけたので、思わず記事にしてしましたが、ほんとは直接行って見てきたものを紹介したかったなぁ。



ちなみに、ここの宿のこだわりは、じっくりHPを見ると分かります。
気になる方はブログも読んでみて下さい。



オープン当初の事。
アトピー専用宿だから、オープン以来ずっと一般の方々の宿泊や入浴をお断りしてきたそうです。
たった一人のアトピー宿泊者さんの為に、他の方々をお断りして半年間。
半年間?



そこまで、アトピーの人を思ってくれる宿ってないですよね?
これにはびっくりしてしまいました。



ちなみに、予約表を見ると、現在はかなり混み合っているようです。
そりゃ、そうだろうなぁ。
私も、阪南同期が札幌に遊びに来たら連れて行こう、なんて妄想してます。



そんな温泉宿はこちら


山辺の家族



ちなみに、今まで書いた事は、単純に私が感じた事なので、多分HPの宿泊者さんの声を読んだ方が、もっと分かりやすいと思う。



講演会当日は、是非お会いしたいもんだヽ(●^▽^●)ノ