みなとねこ 東京都港区の主婦らによる地域猫活動

みなとねこ 東京都港区の主婦らによる地域猫活動

東京都港区の某所で2014年4月より地域猫活動をはじめました。毎日30匹もの猫のお世話とTNR、そして半年で30匹もの子猫と1匹の成猫の里親さんを募集し譲渡しました。その活動記録や現在里親募集中の猫たちのご紹介を行っていきます。

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犬の散歩中に野良猫をみかけてしまい、放っておけなかった。

2012年の夏のことでした。猫のきらいなご主人は犬の散歩中に野良猫をみつけ、えさやりを開始しました。もう仕事をリタイヤしたご主人は毎日自身の健康のために散歩がてら餌をあげつづけ、しかし子猫も現れ、避妊手術など、どうやって捕まえたらいいかすらわからず、同じマンションの猫好きさんに声をかけ助けを求めました。捕獲専門のボランティアに相談して区の助成金を使って一気に避妊去勢手術しました。

ネットが不得意な彼らは自宅マンション前で子猫の里親募集と書いたプラカードを持って立ち、そうして里親になった人なども加わり、餌やりは続けられましたが、猫白血病などが蔓延したこともあり、3年で元の1/3にまで減りました。


しかしすぐ近くには餌やりさんが避妊去勢手術しないためにどんどん猫が増えている野良猫のたまり場がありました。餌やりさんから助けを求められ、2014年4月から避妊去勢手術を行いました。不衛生で餌も不定期にあげていることがわかり、こちらでお世話することに。


現在、専業主婦3名と働く主婦1名が交替で協力して30匹あまりの地域猫のお世話をしています。このエリアで2014年4月以降、母猫5匹から14匹の子猫、母猫不明の子猫が2匹現れ、車にひかれて亡くなった1匹以外はネットなどで募集し里親に出しました。

その一方で避妊手術の際に、捕獲したメスはほとんどが妊娠しており、5匹のメス猫を中絶させてしまいました。

私たちが何もしなければ、元々えさやりさんがたくさんいらした地域なので、現在の30匹が今頃は60匹に、そして来春には100匹を超えていたのではないかと思われます。


ただ、地域の方皆さんにご理解いただけているわけではなく、とにかく猫が嫌いという近隣住民の方に餌をやり続けるなら殺すと脅されたり、いろいろありますが、とにかく猫たちのため、できる限り頑張りたいと思っています。


これまで私たちは医療費や交通費など一切里親様からはいただかず、里親募集を行ってきました。

しかし、最近は友人などに頼まれて、私たちが子猫を預かって募集する機会が増えました。ワクチン等の医療費をその方々にお支払するためにも、里親様から医療費をいただく必要があると考え、一部募集サイトでは、活動内容をホームページやブログで公開していることが条件となっているため、それならばとブログをはじめました。


ちょうど、里親募集サイトの私たちの投稿をみて、はじめて猫を保護された方からの相談も増えてきていました。私たちの餌場はTNRもすすみ、もう子猫もさほど出てこないはず、それならばこの半年で得た知識をたくさんの方々に役立てていただこうという思いもあります。


日々、現場で事件は起こっており、なかなか更新できないかと思いますが、よろしくお願いします。