岐阜県の高山市、奥井木工舎さんから完売していました有道(うとう)しゃくしが届きました!
今回、小サイズ(約23cm)と昔作られていた形の復刻版(右端)も入荷しております。
これからのお鍋シーズンにぴったりですよ◎
復刻版のの彫り跡
有道しゃくしをご存知でない方も多いと思いますので、
奥井さんが書かれた説明文を紹介されていただきます。
【有道しゃくし】とは、
岐阜県の飛騨の山里、有道地区で約三百年前から伝わる木杓子です。
飛騨産の良質な朴の木を使い、鉈を使って荒取りし、出刃包丁で形成して、
しゃくしカンナと呼ばれる独特の刃物で、すくう部分を彫り、
一本一本手作業で仕上げていきます。
すくう部分に独特の彫り跡や継ぎ目の無い一本の材料で仕上げるなどの特徴があり、
日本文化に精通した随筆家 白洲正子氏は、
著書「日月抄」のなかで杓子の中の王様と讃えておられます。
すくう部分の彫り跡が具材を滑りにくくし、料理を作る上で、
具も崩れず鍋にも優しいなど、いろいろ気配りの効く調理道具です。
防腐剤•漂白剤などは、一切使いません。
店主