おはようございます、奥村です。

 

 

久々に、ペリカンピッチャーが入荷しましたよ、という話。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

奥原硝子製造所 ペリカンピッチャー

 

 

 

 

大小の二種。

それぞれ入荷しています。

 

 

 

 

ここは厚手なものづくりなので、

ピッチャーそれ自体がなかなかの重さになりますが、

それだからこその堂々とした雰囲気があります。

 

 

小さいものなんかはワインを出しておくのに使っても良いと思うし、

大きなものはもっとガバッと入れるものが良い。

 

 

今、工房の生産力が一時的に落ち込んでいます。

こればかりは何とも仕方がないことなんですが、

そんな中で目一杯注文をあげていただいて感謝感謝。

ありがたいことです。

 

 

六月半ばになりますが、

少し古いものもまた入荷します。

 

 

ガラスのうつわが毎日良い季節になってきました。

 

 

 

 

 

 

 

こんばんは、奥村です。

 

 

ここ数年、中国の奥へ奥へと歩みを進めていますが、

一年に一度くらいは別の国に行きたい、と思ったりして。

 

2018年はスリランカに行きました。

ひょんなことから。

 

 

二度目。

 

 

昨今、日本では南インド料理が全国に広がり、

インド料理といえば、どこの地方か、

どんな個性か、というくらい選択肢が増えましたが、

その機運に乗ってか、

スリランカカレーやパキスタンカレーも

随分面白いお店が増えてきました。

 

 

 

 

スリランカカレーは、

米で食べる。

そして油が強くなく、

いろんな種類のカレーや和え物をごちゃまぜにして食べる。

 

汁気のカレーは肉、魚、豆などが多く、

野菜類は和え物で。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つい一種類ずつ味わいたくなるのが我々日本人だと思うが、

現地の人はざざざっと全て混ぜて食べる。

 

 

現地で食べるものは、

スパイス、ハーブが鮮烈で、

とにかくうまい。

 

そして、よほど辛すぎるもの以外、

もたれたり、重かったりしない。

 

医食同源。

素晴らしい料理だと思う。

 

 

 

スリランカを旅していると、

まだまだ日本では見たことがない、

郷土料理が残っているんだな、

と実感する。

 

東西南北、個性がある。

(北と東はまだ全く未訪問なので行ってみたい)

 

 

手工芸はなかなか乏しいのだが、

この料理がある限り、

スリランカの魅力は不滅だな、と思う。

(料理はある意味手仕事なんですが)

 

 

もうちょっと手工芸があれば毎年でも行きたいのになぁ。と。

 

 

 

情勢がよくなって、

また行きたいところだが、

果たして次はいつ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんばんは、奥村です。

 

 

 

買い付けのことを聞かれることがたまにある。

 

どこまで情報持って買い付けに出ているのか、

と聞かれることがある。

 

100%持ってて120%の買い付けができることもあれば、

80%持ってると思ってたのに40%ほどだったり、

10%しか持たずに出ることだってある。

 

 

旅の後半まで良いものが見つからない時は

なかなか寝つけなかったり、

前向きになるのが難しくなる。

 

 

よく人に、精神的にタフだ、

と言われるが、

果たしてどうだろう?

 

弱気の虫もたくさんいるんですよ。

 

 

 

別にそれで会社が潰れるわけでも、

人生おしまいでもないんだから、

あっけらかんとしていられれば良いのだけど、

 

現実はそうもいかず、一人宿でグチグチしたりする。

(そんな時に限って水回りが悪かったり、うるさかったり、ロクな宿じゃない)

 

 

 

 

ここで言う良いもの、というのは二つあって、

 

売れるだろう、というもの。

これは商売に大事。

 

もう一つは、眼福。

あるいは心が満たされる素晴らしいもの。

これは自分に大事。

 

 

前者があればとりあえず安心なのだが、

いや〜、良い旅だった、

と本当に思えるのは後者の方だ。

 

値段が高すぎたり、

ものが大きすぎたり、重すぎたり、

買えないことも多々あるのだが、

 

この仕事をしていると、やはりどうしても

ただ、ただ、美しいもの、に惹かれる。

 

 

 

そんな意味では、

前回のGWあたりの四川と東北の旅では、

 

 

 

 

この漆絵がハイライトだったような気がする。

 

 

 

あいにく、四川の最終日で移動を控えていたので、

数十枚の中から3枚だけ抜き取って帰ってきた。

 

日本のものでも

古い、のどかな漆絵は大好きだが、

中国のものも美しい風景や季節が描き出されていて、

たまりません。

 

 

これは最後の最後に出会えてよかったものだ。

 

 

 

 

考えてみると、

ここのところしょんぼりして帰ってきたことは

あんまりないか。

 

ありがたいことですね。

 

 

 

 

 

 

 

こんばんは、奥村です。

 

 

 

三月、中国の山西省を旅しました。

そこで見つけたもの。

 

 

 

 

(中国の民藝・手仕事、いろいろ入荷してます)

 

 

 

もう、写真のものは完売してしまったのだけど、

面白い茶道具を見つけました。

 

あ、もちろん中国茶の道具。

 

 

 

プーアル茶に代表される餅茶を崩す道具。

 

今、お茶屋さんに行くとアイスピックみたいなものや

ナイフみたいなものは簡単に買えるんだけど、

こんな面白いものは無い。

 

 

持ち手のグリップ部分が鳥になっていて、

手が込んでいる。

 

 

 

用途を満たすだけなら、ただのT字で良いのに、

この遊び心がたまらない。

 

 

 

しかし、お茶の道具は各地で見てまわっているのに、

どうして今までこれが見つかってこなかったのか。

 

この道具、産地は不明だった。

 

 

だが、雲南でも、

あるいは茶所の福建省でも、

あるいは中国で一番の茶市場がある広州でも、

こんなものを見つけたことがなかった。

 

 

なぜ、、、山西省なんだ。

 

 

 

 

大きな謎ではあるが、

餅茶を崩すための道具は良いものがなくて困ってる、

という方達には朗報だろう。

 

 

 

中国茶の世界はとても庶民的だ。

もちろん貴族的なお茶のあり方もあるのだろうけれども、

いわゆる日本の茶道とは分けてもらっていいだろう。

 

 

美味しく淹れること、

楽しむこと、

を考えればいいのだ。

 

 

 

うちで見つけてくる中国や台湾の茶道具は、

楽しむこと、に尽きると思う。

 

 

 

 

それにしてもこの鳥のやつ。

またどこかで出会いがあるといいなあ。

 

 

 

 

 

 

おはようございます、奥村です。

 

今朝はちょっと時間があるので

生の情報を忘れぬうちに書いておきます。

 

 

今回の自分の旅をちょっとモデルケースに。

 

 

5/2

 

成田ー福州(福建省) MF810(アモイ航空)

15:30 - 18:10

 

18:10着のもので、翌日の出発も早い。

福州の空港近辺宿泊

(実際には若干の遅延あった)

 

5/3

 

福州ー成都(四川省) MF8435(アモイ航空)

07:30 - 10:25

 

成都は西蔵飯店(チベットホテル)に宿泊。

鉄道の成都駅から一直線。

戻りもこのホテルにして、チェックアウト時に

スーツケースを預けておく。

 

成都の空港からホテルへはタクシーで向かい、

11:30前だったがチェックインOK(中国のホテルはだいたいOK)

 

午後は骨董街を回るのと、

旅の食料の買い込み

 

夕飯た楽しみにしていた四川料理だが、

鉄道で尻が火を吹くと怖いのでそこそこに。

 

 

5/4

 

K546 成都ー哈爾濱(ハルビン) 

49時間7分 3,511km

07:39 - 08:46(5/6)

 

二泊三日の鉄道、一本め。

 

四川省から、陝西省、甘粛省、山西省、河北省、天津市、

遼寧省、吉林省を経て黒竜江省のハルビンへ。

 

座席は軟臥の上段。

 

荷物はバックパックとあずま袋に入れて。

 

 

 

5/5

 

列車泊

 

5/6

 

ほぼ定刻にハルビン到着。

 

鉄道駅からタクシーで宿へ。

朝9時半だが、快くチェックイン。

 

あっついシャワーを浴びて、

ロシア風情、満州風情のある街を散策

(と言っても前年に訪れた骨董街をめぐるのがメイン)

 

 

5/7

 

ハルビンーハイラル(内モンゴル) QW9793(青島航空)

10:35 - 11:55

 

ハルビンの空港までは、

鉄道駅からのバスを利用。20元。

タクシーでも良かったが、まあまあ遠く、

値段かかりそうだったのでバスに。

 

ハルビンは国際空港なので、

国内線はT2で下車(先に停まる)。

 

内モンゴルへ。

 

ハイラルの空港から町へはバスもあるが、

早くお昼ご飯食べたかったのでタクシーでホテルへ。

12:30頃チェックイン。

 

昼、夜とも楽しみにしていた羊料理屋へ(最高)。

 

翌日からの鉄道旅に備え、

マッサージ(2h)と、買い物。

 

そしてちょろっと古いものや市場の荒物屋巡り

 

 

5/8

 

K996 ハイラルー成都 

57時間28分 4,123km

07:21 - 16/14(5/10)

 

往路とは全然違う方向で成都に帰りたかったので、

ハイラル出発を選んだ。

 

ひたすら内モンゴルを行くが、

黒竜江省、吉林省も通り、

内モンゴルを過ぎてからは、陝西省、四川省、となる。

 

 

5/9

 

列車泊

 

 

5/10

 

定刻より45分くらい早く成都に到着

(一つ前の駅まで20分遅れだったのでどうやって巻いたのか)

 

タクシーで西蔵飯店へ。

預けておいたスーツケースも受け取り、チェックイン。

 

なぜか同じ部屋のクラス予約なのにエグゼクティブフロアへ。

ベッドは確かに同じだが、

ビジネスデスクや、バスタブ、あれこれ違う。

 

夕刻、体を動かしたかったので、散歩と足マッサージ。

 

 

5/11

 

(本日のこと)

 

終日成都で骨董や市場をめぐる。

 

成都ー福州 MF8452

20:00 - 22:40

 

福州は寝るだけなのでまたも空港の最寄りホテル

 

成都ー福州ー成田

は、往路もそうだが、つなぎで取っているが

福州で一泊になるため、荷物はスルーにはならず、

毎回受け取る。

 

 

5/12

 

福州ー成田 MF809

09:35 - 13:40

 

 

 

この旅程だと福州を挟むのが全く無駄なのだが、

GW期間に絡んでいながらも航空券が3.5万ほどだったので、

まあいいか。と。

 

 

たぶん成都へささっと行くなら、

直行便か、上海・北京乗り継ぎで同日に成都に入るのが良いと思われる。

 

 

 

鉄道旅の場合、

飛行機と鉄道を同日にしてしまうと、

万が一の遅延や欠航によって鉄道自体もダメにしてしまう可能性があるので、

なるべく日程に余裕を持ちたいところ。

 

今回の場合は、

最悪どっちかの鉄道がダメになってしまっても、

国内線飛行機でその分をカバーすればどっちかの列車には必ず乗れるという感じ。

 

 

ハルビンで古い良いものを買いたかったので、

スーツケースを持って行くか悩んだが、

結果的にアポ入れてた骨董屋にもすっぽかされ、

いいなぁと思っていたお店もやってなかったので荷物が増えなかった。笑

 

買い付けをメインにするなら

こんな旅程は組まないが、

今回は列車旅をしたかったのでそれが優先。

 

願わくば、今日成都で面白いものと出会えるといい。

 

 

 

 

それから、

鉄道の切符は、日本でネットで予約していても

必ず駅で受け取りの必要があり(要パスポート)、

それが駅やタイミングによってはものすごく時間がかかるので、

できれば出発の前日に駅で受け取っておきたい。

(今は有料で指定箇所に送っておいてくれるサービスもあるが使ったことない)