~VBACまでの道のり~ その1
~VBACまでの道のり~ その2
次の日 長女を出産した半井助産院の先生に相談
…B病院紹介して頂く。
後日 長男を出産したマナ助産院 永原さんに相談…
堺市内の数軒の個人病院をPick UPして頂く。
病院探しの中で、インターネットで様々なサイトを見つけ出し、
「VBAC」「帝王切開」「子宮破裂・裂傷」etcのキーワードを検索。
パソコンの前で徹夜の日々が続きました。
知れば知る程、VBACの危険性、リスクに悩み
「もし私が死んだら…?!」
「残された子供達、パパはどうなる???」
「赤ちゃんに何か起こったら…?!!?!」
不安はつのるばかり…
VBACを臨むにあたり、
母子の安全性と自分の満足できるお産との狭間で
かなり揺れ悩む自分がいました。
その中でホント参考になったホームページのご紹介…
「あかいふうせん」
VBACで奥様を亡くされたベルさんのサイトです。
VBAC後19日間の入院生活中、
妻を生かせてもらったお礼&供養として献血を毎月欠かしたことのないベルさんは
VBACを否定するでもなく、奨励するでもなく、
☆ 医療サイドの試験分娩としてのVBACの扱い
☆裁判の経緯
☆残された子供さん達への思い
☆天国へ召された奥様への思い
そしてVBACに臨もうとしている私たちへの温かいメッセージをしるしてくれています。
ベルさんはこうも語っておられます…
『もし今妻にVBACで産むと言われたら…。』
VBACで子宮破裂を起して、
目の前で妻が亡くなる姿を見届けた経験を持つ私に
矛盾したありえない話ではありますが、
その矛盾は置いておくとして、
子宮破裂の恐ろしさを知る私の答えは『絶対にダメだ!』と猛反対する。
私自身そう考えて当然だと思いますが、結論は受けさせるかも知れません。
私の中には今でも妻の意識を失うまでの苦しむ声や、
無言で戦った19日間の姿、
今にも目を覚ましそうな妻の遺体が焼かれる瞬間など
様々な光景が消える事無く映し出されています。
そんな体験をしていながらなぜ『Yes』と言えるのか?
今の私はVBACと帝王切開それぞれのリスクもメリットも
自分なりに調べて大雑把ながらも知識を得ています。
何か異常が起きれば医師がどんな処置を行なうか理解できるし
逆に不審点があればこちらから
医師に『なぜこうしないんだ!』と指摘できる知識があります。
そして、その知識により単に『VBACで苦い経験をしたからVBACはダメなんだ!』
という感情論で物事を決断するのではなく、
妻にとってVBACと帝王切開どちらが安全に行なえる適応のお産か判断する力も与えられました。
よくVBACで出産したいと言う方が『VBACに挑戦したいです。』
と言う表現で書かれている文章を目にしますが、
妻がもしそのような表現を使うのであれば、
私は『お産は一か八かで行なうものじゃない!
自分の願望のために自分や子供の命を賭けに出す気か!アホ-ッ!』
と猛反対するでしょう。
私がVBACでの出産を認めるとしたら
母体適応も十分条件を満たしていて、
スタッフや設備の面でも整った体制であることが確認できたうえで、
『今回の出産は帝王切開よりVBACの方が母児にとって安全に行なえる』と思ったら、
私は・・・このサイトから学ぶことたくさんありました・・・
VBACに臨む方、それ以外の方もぜひ1度のぞいてください・・・
~VBACまでの道のり~ その4へ続く・・・