昨年が易し目だったので今年は難化するだろうという大方の予想を裏切り、今年も割と易し目だったように思います。勿論難しい問題もありましたし、記述の採点次第な部分もありますが、試験後に頂いたメールが、択一だけで180を超えた方や160以上でほぼ合格確実な方の数が例年に増して多いことからも、合格率は昨年と同様か、少しアップするのでは?と思っています。


基礎法学

問1A 問2C

問1は基本、問2は消費者団体訴訟の知識があれば・・・ですが解けなくてもいいでしょう。


憲法

問3A 問4A 問5B 問6A 問7A

憲法も昨年同様平易。問7は「取材の自由が憲法の保障下・・」だけで正解を選べる。


行政法総論

問8B 問9B 問10A

昨年同様判例知識が必要なものが増えていますが、殆ど講義で触れたものです。

行政手続法

問11A 問12A 問13A

ここを外すと厳しい!それくらい基本的なものです。


行政不服審査法

問14B 問15A

問14は横断知識問題でしたが、落ち着いて考えればそれ程難しくはありません。


行政事件訴訟法

問16B 問17B 問18B

問17が少し難しかったかもしれません。


国家賠償法

問19A 問20A

国賠法は例年通り基本的な問題。これは確実に正解してほしいところ。


地方自治法

問21A 問22B 問23A 

地自法はここ数年の中でかなり平易だったと思います。


行政法総論・国家行政組織法・国家公務員法

問24A 問25B 問26B

問26は過去問で問われた論点です。行政法の過去問の重要性を再認識させる問題でした。

民法

問27B 問28B 問29B 問30A 問31B 問32C 問33B 問34A 問35^p1A

問32・33以外は標準的な問題です。問34の不法原因給付については、白熱講義でも書面によらない贈与との比較で再三触れたところですね。ニヤリとされた方も多かったのではないでしょうか。今年は民法も商法会社法も素直な問題が多いなぁという印象です。


商法・会社法

問36A 問37B 問38A 問39C 問40B

問39以外はできてほしい問題でしたが、3問とれればよしとしましょう。