ひとつ前の記事で紹介しました、伊勢神宮外宮の参拝方法。

ヒノキの香りでも伝えましたが、今年2013年は20年に一度のご遷宮の年。

ヤタノカガミを動かす儀式()、御遷宮。

そのため、伊勢神宮はあちこちで、新築の工事をしていました。



 
  
この写真は、外宮の御正宮が移る予定地の新築工事。

御正宮のすぐ隣りの土地で、工事中。

工事用車両が入ってくるときに、開いた門からパチリ。

使われている木材や金箔の量が、ハンパ無い。

で、この遷宮は、なにも、伊勢内宮と伊勢外宮だけを移すのではなく、

伊勢神宮の別宮も遷座するらしい。



 


上の写真は、土の宮の横に、移る予定の空き地が整地されてたのでパチリ。

まるで、売り地のように、「何も無い空間」が整備されてました。

多賀の宮の横にも、売り地。風の宮の横にも、売り地。


御正宮が隣りに移ったら、天然の鳥居みゆきはどうなるのでしょうか?

鳥居みゆきが二人いるとは思えない、あの個性。

まぁ、どうにかなるんでしょう。




 
伊勢神宮外宮の第一鳥居を出ると、右手に「式年せんぐう館」という記念館が。



 

中では、伊勢神宮の成り立ちや、遷宮の歴史なんかが展示されてました。



 


これが、御正宮の模型図です。

昨日の記事で揺れた白いのれんの場所から分かる通り、

むちゃくちゃ、手前までしか入れていないことがわかります。

もっともっと奥に、神さまの家は続いてる。


オートロックマンションで例えるなら、

28階に神さまが住んでて、28階の玄関のドア、

エレベーターのドア、エレベーターホールのドア、

1階エントランスのドア。

で、僕らが入れたのは、1階の、マンションの外の駐車場入り口の、

マンション管理人の部屋の横までです

実際、警備員が、白いのれんの前に常駐してたからね。

内宮の警備員より、外宮の警備員の方が厳しかった!

こんなに奥まで続いているのだから、もう少しくらい、「中に案内したい」と、

神さまはおっしゃっておられます。みつろう神さまが。



 

遷宮には、数百億円のお金がかかるらしく、

そこに、日本人の素晴らしさを感じました。

まだまだ、アメリカの国防費55兆円には遠く及ばないけど、

でも、目には見えないチカラをココロに信じて、そのために数百億円が集まる。

やはり、日本人って、すごいなぁ~って思う。



 

10月5日に、無事に全ての遷宮が終わると、

ピカピカの伊勢神宮が出来あがります。

苔が蒸した屋根も情緒がありますが、金箔の輝き、ヒノキの香り、

やはり、新しいモノは、スーッとするはずです。




 

おかげ参りも、遷宮の翌年あたりに起こったらしい。

遷宮後の新しい神社には、御利益があるとして。

古きを温め、新しきを知る。

古いバージョンを見ておいたからこそ、「新しい」を感じられます。

これまでの歴史を学ぶためにも、せんぐう館へ是非お越しください。


(←次の記事へ続く←)

 ↓まるで、せんぐう館のまわしものかのような、セリフ。

何故かというと、せんぐう館の中では、本当は写真を撮ってはダメなんだと。

神さまの居る、境内ではNGだよなら、まだ100歩譲ってわかるとして、

なんで、こんな博物館で、写真を撮ったらダメなんじゃい!

で、交渉してみたの。

なんで、ダメなの?って。

大勢の人に来てほしいから、展示してるんでしょ!って。

ブログに載せて、大勢の人に宣伝するから!って。

ということで、特別にOkをもらった上で、上の館内の写真を載せております。

伊勢神宮の歴史を学ぶなら、せんぐう館へお越しください。

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