ある女の子が生まれた。

その家に、待望の赤ちゃんだった。
父は希望を込め、素敵な花の名前をつけた。







女の子が3才になった日、弟が産まれた。
その日から、女の子は、「おねえちゃん」と呼ばれるようになった。
お母さんも、お父さんも、弟も、おばあちゃんも、
みんな、彼女の事を「おねえちゃん」と呼んだ。






 

女の子は6才になり、小学校へ入学し、お友達が出来た。
お友達は、彼女の事を、名前で呼んでくれた。
久しぶりの自分の名前に、なんだか少し嬉しくなった。

 








9才になった頃、小学校のクラブ活動で後輩が出来て、
低学年の子に「先輩」と呼ばれるようになった。
女の子は先輩としてチームをまとめるのに、必死になった。 







中学に入り、女の子には、好きな男の子が出来た。
震える手で告白し、その男の子にYESと言ってもらえた。
交際が始まり、好きな男の子が、彼女の名前を優しい声で何度も呼んだ。 










高校受験を控えた中学3年の夏に、女の子はフラれてしまった。
せつない恋心を胸に、何度も朝を涙で迎えた。
好きだった男の子が、自分の事を「モトカノ」と呼ぶことが、何よりつらかった。








高校を卒業し、地元のアパレル系の会社に就職した女の子は、
持ち前の明るい笑顔で営業成績を伸ばし、いつの間にか管理職になっていた。
彼女のことを「課長」と呼ぶ部下を、時には叱りつけ、時には褒めた。







23才の春に、営業先で出会った素敵な男性と恋に落ち、
すぐに二人は結婚した。
二人の愛の結晶が次の春に生まれ、彼女は「お母さん」と呼ばれた

そんな息子が小学生になる頃には、
旦那さんは彼女の事を「おい」と呼ぶようになっていた。









息子はあっという間に、大人になり、沢山の子供を作った。
まだまだ若い50代だったが、
彼女は沢山の孫たちに「おばあちゃん」と呼ばれるようになった。








60才で定年退職を迎えた彼女は、沢山の孫たちと過ごしていた。
そんな老後の彼女が一番楽しみにしているのは、
月に一度の、古い付き合いの仲間たちとの女子会だった。
その会では、何故だか昔から何も変わらない私に戻れるような気がした
年寄りが沢山集まっても、みんなキャッキャとはしゃいで、友達の名を呼んだ。








あなたは、人生で沢山の人たちに出会います。

ある人は、「課長」とあなたを呼び、またある人は「お母さん」あなたを呼び、

スーパーで会う度に、「先輩」といまだに呼んでくる後輩がいるかもしれません。



彼らに呼ばれるトキ、
あなたは、呼ばれた「名前」を生きようとします。


これは、潜在意識下で自動的に起こる反応です。

「先輩」と呼ばれているトキ、あなたは、「先輩」を演じるし、

「お母さん」と呼ばれているトキ、あなたは、「お母さん」を演じます。

世の中に沢山いる、「先輩」というイメージを、あなたは必死にこなし、

世間一般に言われている、「お母さん」というイメージを演じ始めるんです。


でも、あなたは、あなたです。

あなたは、「あなた」でしかないんです。


あなたは決して「おかあさん」でもないし、「せんぱい」でもないし、「かちょう」でもありません。

あなたは、あなたなんです。


それでも、あなたと関係性を持つ周囲の人が今日もあなたを、違う名前で呼びます。


あなたは「お母さん」と呼ばれているトキ、


「お母さんとは、こうあるべきだ」というイメージを必死に遵守するあまり、

あなたらしくない行動も、沢山とります。

息子を怒鳴るのは、あなたが、「お母さん」というイメージを生きているからです。


こうしていつの日かあなたは、あなたとは違うあなたを生き続けているという理由から

無理して疲れこんでしまいます。





疲れたのなら、「あなた」に戻りましょう。

世界中に、あなたは、あなたしか居ないのだから。



「おかあさん」は世界中に沢山います。

そして「お母さん」のイメージは、世界が決めます。

「せんぱい」は世界中に沢山いて、 

「先輩」のイメージも、世間が決めます。

でも、「はなだ うめ(あなたの氏名に替えて)」は、世界中であなただけです。

一番あなたらしいあなた、それが、「はなだうめ(=あなたの氏名)」です。

「はなだうめ(あなたの氏名)」のイメージは、あなたが決めるのです。



わたしの名前を、呼んであげましょう。

あなたは、いま、演技に疲れ果てた、女優のようです。

今日くらい、優しく何度も、自分の名前を、呼んであげましょう。



(←長くなったので、明日の記事へ続く←)





一番、あなたが、あなたらしくなれるのは、氏名で生きているトキです。

「お母さん」のときでも、「課長」のときでも、「先輩」のときでもありません。

そんな役名は、世界にゴマンとあります。

世界にゴマンとある名前が故に、世界のゴマン人(?)が、そのイメージを固定化しちゃってます。

だから、それを生きようとすると、疲れるでしょう。それを呼ばれる環境に居ると、疲れるでしょう。

今日は、自分の名前を、呼んであげてください。

ホッとしている、「わたし」に気づけると思います。

何度も何度も、フルネームを呼んでみてください。涙が流れる人も沢山いると思います。

その涙は、3才のあの日以来、抑圧され続けた「わたし」の解放の雫です。

「わたしを呼ぶ」メソッドを、また明日紹介します。

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