高周波機器テノールのアンチエイジング効果 | 美容外科開業医の独り言

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美容医療とは人間愛!という信念で仕事をしている美容外科医のブログです。
レーザーなど最新の美容情報や普段の診療で感じたことなど、ぼやきを交えながら書いていきます。
外見だけではなく心も綺麗になり、自信が湧いて幸せになれる、そんな美容医療を目指しています。

最近ブログの更新頻度が週に1回程度になりつつあります。。。。
週末の講演とその準備、論文や教科書の執筆など、診療以外もバタバタしており、ついついブログは後回しになってしまいます。

さて、先週は福岡に講演に行ってきました。最近依頼されることが多い高周波機器テノールの長期成績とアンチエイジングの考え方について、新たな知見を交えてお話をしてきました。地方都市で、大きなメーカーの講演会ではないのに、多数のドクターが参加して頂き、感謝です。

高周波機器テノールは、他機器と比較して深部を加熱する力が強く、その熱も長時間残ります。実際に施術を受けた方は皆さんお分かりと思いますが、特に新型になってからそれは顕著で、他のメーカーの機器とは全く異なるのは体感でも理解できます。
深部の高温状態を長時間保持することは、何となく身体には良いんだろうと、皆さんは考えると思います。そして実際にその効果はアンチエイジング、つまり加齢の予防的側面が強いのです。今までも何度かそのことをブログでも書いてきましたが、先日メーカーの方からその根拠となる論文などをまとめられたものが届き、今回のセミナーではそれに基づいて、科学的に検証された結果を主にお話しができました。
ある一定の高い温度を数分以上保つというのは、実は殆どの機器では難しい現象です。しかしこれが可能であれば熱ショック蛋白という生体の保護作用、再構築作用のある蛋白の発現が亢進します。さらにはQ10効果という、生物学的な活性が高まる作用もあります。もともとメーカーからはこれを結果としては伝えられていましたが、作用機序や文献的な考察、根拠などが明示されたため、非常に分かりやすく解説できるようになりましたし、何より長期に渡るアンチエイジング効果、綺麗に年を取っていくための機器であることが学術的に推測できるようになりました。他の機器ではこのような考察は一切されていません。これがテノールの強みと言えます。
今回はそれを力説してみました。

せっかくの福岡、前夜入りして美味しいものを。
ミシュランの星付き天ぷら屋にて。

天ぷら

今回のセミナーで講演をされた有川スキンクリニックの有川公三先生、おくむらクリニックの奥村千香先生と。

色々な話しで盛り上がり、二次会はラーメンまで食べてしまいました。玄瑛というお店。
ラーメン

翌日講演は午後からだったので、お昼はどうしようと悩み、結局またラーメン。二男坊というお店。
ラーメン2

両方とも美味しかったです。

食べてばかり。。。。