第2章「動物と違う生活スタイル」&
第3章「20の感覚」でした。
植物と動物の違いはある程度わかっているつもりでしたが、気合を入れて調べると、
まだまだ新しい発見がいっぱいです。
今回の私的大発見は以下の二つ。
①電気信号による植物の情報伝達
②原形質連絡
まず、①電気信号による植物の情報伝達
動物の神経細胞では、一つの細胞内の情報伝達に電気信号を使っていることは、良く知られています。
⇒Wikipedia「活動電位」
この電気信号、実は植物細胞やゾウリムシでも使っているとのこと。
その昔、生命が誕生したとき、周りの海と自分とを分ける境界線として誕生した細胞膜。
この細胞膜を使って、電気信号で情報伝達するシステムは、すべての生命で同じなんだとか。
・・・って、考えたら、
植物どころか、
カビもゾウリムシも大腸菌も、
みんなみんな、生きているんだ友達なんだ~。
という気持ちになってしまいました。
次に、
②原形質連絡
植物細胞は細胞膜と細胞壁で囲まれています。
ここまではハーブスクールでも学びます。
ところが、植物細胞には、細胞と細胞とつなぐトンネルがあって、細胞の中身(原形質)がとなりの細胞とつながっているそうです。
⇒Wikipedea「原形質連絡」
このトンネルを通って、小さな物質だったら通ることができる。
細胞膜も隣同士の細胞でつながっている。
・・・ってことは、電気信号は、細胞膜を通ってとなりの細胞に伝わることができる。
隣の隣のその隣、どこまでも遠くの細胞に伝わることができることになります。
動物の神経細胞はひとつひとつ離れているので、その間をわたる神経伝達物質を使いますが、植物の細胞ははつながっているから、神経伝達物質いらないんだ~!!
~~~
その昔、生命が多細胞化するとき、
ある生命は細胞と細胞をトンネルでつなぎ、
ある生命は細胞と細胞の間をわたる伝達物質を作った。
動物と植物。
全く異なる生き物のようでいて、奥底には、同じ生命の息吹が流れている。
自然科学を突き詰めていくと、いつも宇宙とか魂を感じてしまう。
だから私は、自然科学が大好きなんです。
第2回では、どんな発見があるだろう?
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