すっかりご無沙汰しております。

そして、そのすっかり…の間に、治療についてもすっかり変わりました。

 

あの、、、、なんの前兆もなく、いきなりボタボタッと落ちる鼻血と格闘したアバスチンは、その後、投与の効果が得られず……

ただただバラのように美しい真っ赤な鼻血をムダに流しただけで、薬剤変更となりました。

 

主治医の「そろそろ、使えるお薬が少なくなってきました…」という言葉を頂きながら、現在は『ゼローダ』服用へと変更しています。

 

このゼローダ服用に関しても、色々とありまして…

仕事との兼ね合いから副作用を少しでも遅らせようとした主治医は、「3週服用+1週休薬」という【4週間1クール】のパターンを推奨。

 

でも、3週間毎に「ハーセプチン+パージェタ」を投与する外来の医師とナースからは、体調管理が複雑になるということで「2週間服用+1週休薬」の【3週間1クール】を薦められる。

 

悩む…

実に悩む…

副作用は少しでも遅らせたい!

でも、体調管理が複雑になって、日常の生活管理が把握できないというのはもっと困る!

処方箋薬局の薬剤師さんと相談して散々悩んだ挙げ句、3週間1クールのペースを選択することになりました。

 

ゼローダ・・・・

今のところ、効果のほどはわからないけど、使える薬剤が少なくなった今は、ゼローダ君の活躍に期待するしかない!!!

 

 

で、そんな思考錯誤の現状に加えて、やっかいな問題事が!

 

ココへ来て、姑の肺がんが発覚。

「なんで私が肺がんなんやろ…」と落ち込む姑。

でも、かれこれ50年以上喫煙続けてるんだから、最も納得できるんだけど・・・

 

今まで、自由気ままに自分のしたいことを優先し、認知症の旦那(舅)が2日ほど行方不明になった時にも

「私は仕事(パート)があるから、警察の対応などは由宇さんお願い」と(当時の私は、うつ病で外出ができない状態でした)、面倒なことは全て他力本願だった姑。

仕事を言い訳にすれば何事を許されると思っている姑も、今回ばかりは治療を他人にお願いすることもできず、ペコペコに凹んでおります。

 

私が抗がん剤治療で脱毛していると知った時、

満席のファミリーレストランで、「どんな風にハゲてるの?」と面白がってケア帽子を脱がせようとしたり、

『おっぱいがなくなるって、どうなってるの?』と、背後から忍び寄って服の中に手を突っ込んで来た姑。

 

手術日に立ち会った私に、「ご家族は心配ですよね」とういうナースの言葉にも、全く同情できない私・・・・

なんとか乗り越えて長生きしてね…なんて、思うわけがない!

 

私って冷たいな~…と自分でも思いつつ、初めてのがん治療で一番つらかった時の思いが蘇って、優しくしてあげようという気持ちには全くなれず・・・

 

でも、でも…

一応、人間として最低限のことはしないとな…というモヤモヤする葛藤もあり。

そこで、「将来、息子の嫁にこんなことされたら悲しいなぁ…」ということだけはしないでおこうと思いました。

 

それでも、優しい言葉は掛けられません。

根拠のない励ましは後々余計に落ち込ませる要因になる可能性もあるし、医師の言う『大丈夫!』という言葉が、本人に都合よく解釈されることもよくわかっている…という経験者だからわかる感覚。

(担当医の説明は?????ということばかり。結果、姑は手術すれば完治すると思い込んでいました)

 

私にできるのは、入院手続きや治療説明を一緒に聞くというだけの、本当に事務的な対応だけ。

でも、自分の経験やガン友からもらった知識もあって、医師の説明がこんなにクリアに理解できることに我ながら感動しました。

医師が何を言わんとしているのかが、よく分かる( ̄▽+ ̄*)

 

高齢の肺がん患者となった姑、ステージ的には末期の私。

病状的には、私の方が深刻かもしれん、でも、精神的・体力的な強さは私の方がおそらく優位。

 

なんだか…

色んな意味でモヤモヤするわ。