完成品 RX-78-Z1 ガンダム ジオン鹵獲仕様 | Modelers Survey Service

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MG(マスターグレード)を中心に、ガンプラ(機動戦士ガンダムのプラモデル)の製作過程や完成品などを紹介します。模型の作例はジオン軍のMS、中でも一年戦争時のエースパイロットの専用機やMSV関連の機体が大半を占めます。1/100の旧キットとのミキシングもやってます。

ワンダースワン用ゲーム『機動戦士ガンダム ギレンの野望 特別編 蒼き星の覇者』に登場する、「ジオン軍がガンダムを鹵獲し、開発していたら」というifの歴史に基づいた設定の機体を製作しました。

ジオン公国のシンボルカラーである深緑の塗装と、MS-14ゲルググと同タイプのシールドを装備しているのが特徴です。

使用キット:MG RX-78-2 ガンダム Ver.2.0
使用キット:MG MS-14A 量産型ゲルググ ver.2.0


鹵獲使用のガンダムはアーケードゲーム『機動戦士ガンダム 連邦vs.ジオン』シリーズでも登場しますが、そちらはカラーリングもギレン版と異なりグレーとグリーンのツートンカラー。
シールドも地球連邦軍仕様のままです。

ちなみに、ジオン側に鹵獲仕様があるように、連邦側でも鹵獲仕様のジオン系MSが選択できるのですが、これが非常に悪趣味な配色でした。
白・赤・青、トリコロールのズゴックなんかは見物です。





本体に改修点はほとんどありません。
地球連邦軍をイメージさせる前腰部のV字ディテールを丸状のものに変更したのみで、それ以外は完全にキットのままです。

この時、はじめてMGガンダムVer.2.0をつくってみたのですが、MGザクVer.2.0同様、可動とスタイルを両立させた非常に高いクオリティのキットだと感じました。
アニメ調のレトロな見た目とは裏腹の、最新技術の冴えが光ります。


2014年の現在では、既に「ver.3.0」も発売されており、そちらはこの「2.0」とはまったく別方向の進化を遂げたリアル志向のキットになっています。
私にはちょっとカッコよすぎるので、この「2.0」でじゅうぶんですね。





塗装は、クレオスのガンダムカラー「UG06 MSグリーン(ジオン軍系)」と「UG07 MSディープグリーン(ジオン軍系)」を使用しています。
そのままだと、まるっきり量産型ザクの色になってしまうので、グレーをほんの少しだけ混ぜて好みの色味に調色しました。

ツインアイとメインカメラには、ガイアカラーのスターブライトブラスを使用しました。




武装はビームライフルと、設定通りにゲルググのシールドを装備させています。
シールドは、持ち手部分のみガンダム用のシールドのものを移植して使用しているので、簡単に装着可能になっています。




ビームライフルの銃身にはちょっとしたお遊びで、ゲルググ用のアンダーバレル・グレネードをアドオンしています。

これでガンダムのビームライフルそのままよりも、ちょっとはジオンらしさが演出できたのではないでしょうか。
兵器メーカーM.I.P社のロゴも忘れずに貼りました。




余談ですが、ギレンの野望シリーズには、RX-78/C.Aキャスバル専用ガンダムというif設定のガンダムが既に存在していました。
模型や完成品として発売されたり、その他のゲームなどにもよく出演しているのでわりと有名ですね。

そちらは「ニュータイプの理想を実現するべく、キャスバル・レム・ダイクンがネオ・ジオンを率いて決起したら」という歴史に基づき、ニュータイプの象徴としてガンダムを使用しているそうです。

通常のガンダムよりも性能が高く設定されているゲームもあり、「キャスバル=シャア」の得意技(?)であるキック攻撃が格闘技として使われたりもします。


いつかはアムロの乗った普通のガンダムもつくってみたいですね。
もちろん、この「ver.2.0」で、です。


以上、「RX-78-Z1 ガンダム ジオン鹵獲仕様」でした。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!