昨日(11月20日)は、調布市で開かれている「減薬サポート情報会議」に初めて参加してきました。

 中には私のブログを読んでくれている「断薬」経験者の方もいらっしゃり、初めてながら、初めての感じがしませんでした。

 じつは、来年あたりから、東京での茶話会を再開しようと考えていまして、会の運営について参考にさせていただければと思い、参加動機を訊ねられ、「偵察」と冗談まぎれに本心を述べました。

「減薬サポート情報会議」には当事者だけでなく、福祉関係の方も出席され、その方は現状の精神医療への疑問を持たれてのご参加でした。

 また、当事者会を主催されている方もおり、たいへん参考になりました。

 これまで、当事者会、あるいは家族会というと、「どの薬がいいか」の情報交換会であったり、あるいは「薬を飲みながら何とか社会適応を目指そう」が趣旨だったり……実際、新宿のある家族会に出席したときは、非常に居心地の悪い思いをしたものです。また、知人の中にもそうした会に出席し、「減薬」だの「断薬」だの口にした途端、「もう来ないでください」と言われたという人も少なくないです。

 しかし、今は少しずつですが、「減薬を考える会」のような活動が、まあ、私の茶話会も含めて、散見されます。

 少しずつでも、同様の活動の輪が広がること、大きな輪にはならなくても、小さいながらもあちこちにできる意義も感じています。実際、一緒にやるのは難しいと思える会もあり、また会にはそれぞれの特徴がありますので、一本化がいいとは私はまったく考えていません。

 ただ、小さいながらも、そうした活動がもう少し注目されるとなおいいと思います。活動が取材されることによって、精神医療の現状がくっきり浮かび上がってくるからです。なぜ薬を減らしたいと思うのか? 離脱症状とは何なのか?

 

 昨日の「減薬サポート情報会議」では「減薬に役立つこと」として各自がそれぞれアイデアを出し合いました。

 参加者はみなさん節度を保ちつつ、真正面から精神医療について、減薬について、それぞれの考えを述べていました。とてもいい雰囲気の会だったと思います。それはもちろん、主催者の方の姿勢が反映されたものでしょう。会とはそういうものです。

 この会が目指しているもの・・・

「医療への盲信を捨てること」

「医者まかせにしないこと」

「自分の健康は自分で考えること」

 そこから「減薬」というのは始まるのかもしれません。