情報提供です。

 

 ワセダクロニクルという独立・非営利のジャーナリズムNGO(非政府組織)と医療ガバナンス研究所が共同で作成したデータベースを紹介します。

「製薬会社と医師」

 本日1月15日に公開となりました。

http://www.wasedachronicle.org/information/c53/?fbclid=IwAR3K3pb8KXn6dByDj6XET5FAoYpzXHVQpH5FDGrozQErVd5-BwwY_nn3x30 )

 

http://db.wasedachronicle.org/

 上記のページの検索欄に医師名を入れると、その医師がどの製薬会社からいくら謝礼を受けているかが一目でわかります。

 また、製薬会社別の支払い明細も公開されています。

 

 たとえば、石郷岡病院の理事長であり、統合失調症の薬物治療ガイドラインのタスクフォース委員長を務めたこともある石郷岡純氏。

 この名で検索すると、次のような結果です。(2016年の数字)

 

製薬会社  12社

件数 76件

金額 9,541,251

 

 おもしろいです。

 これくらいの透明性は当然です。アメリカではとうにこうしたことは行われていました。

 皆さんもぜひ知り合いの医師がいたら検索してみてください。

 

 ちなみに、ADHDのガイドラインの執筆者34名のうち19名が、製薬会社から講師謝礼等を受け取っています。ADHDは薬物療法が第一選択にはなっていないはずですが、製薬会社から謝礼をもらっている医師が、薬を選択しない、という可能性はやはり低いと思われます。