こちらも、ももたろう倶楽部の会員さんの体験談です。
4年前くらいに報告いただいたものになります。
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「昨年8月に 2 歳 9 か月の息子が武石先生のもと牛乳負荷試験での 1 泊入院をしました。 1 歳でアレルギー症状を出したとき以来、はじめて牛乳を口にします。
朝 9 時半から開始して、牛乳 50ml を15 分おきに 5 回に分けて、少量から増やしながら 1 時間かけて飲みました。最初は量も少なく本人も親も余裕がありましたが、最後の 2 回くらいになると量も増えて息子は飲みづらそうにしていました。親も1 週間前からアレルギー用の薬を休止しているので症状が出るのではと診察までの間ドキドキ。しかし、すべて飲み終え経過観察のための 12 時まで症状も出なかったため無事に終了しました。これで、牛乳は判定保留を出していただき、栄養指導などをしていただきました。そのあとは、息子が喘息持ちのため大事を取っての入院です。
帰宅後、ここからが解除への道のりの本番です。負荷試験時に飲んだ 50ml を 1 日おきに 1 週間のみました。その後は 1 週間に4~5回同量を飲んで、問題がなければ60 、 70 、 80 、 90 、 100ml と増量していきました。ただ、本人にやる気があるため頑張って飲んでいますが、息子はどうも牛乳の味が好きではないようでした。そこで、量が増えて飲みづらくなってきたのもあり先生に相談してヨーグルトに切り替えました。好きな苺ソースをかけたからか、豆乳ヨーグルトで味に慣れていたからか、時間をかけずに食べきれるようになりました。その調子で 120 、 140 、 160 、180 、 200ml (グラム)と順調に食べきり、 11 月半ばの診察でようやく解除をいただきました。
息子は幼稚園でみんなと一緒の牛乳が飲めると大喜びです。しばらくは、園から帰ってくると「牛乳飲んだよ~♪」と嬉しそうに報告してくれていました。今は、体調によっては少し症状が出ることもあります。それでも、食べられるものや料理のレパートリーが増えた喜びの方がずっと大きいです。そしてなにより、本人が頑張って食べれるようになって自信を持てたようであることが嬉しいです。」