ひとまずまだ、私のダイエットは続いている。

 

 

体重は、前回の記事から1キロ減って現在、65キロ

が、やはり71キロあったダイエット初期に比べると「そう簡単に減らないゾーン」に突入してきたようで、しばらくこの前後の数値をうろうろしている。

 

さて。

このブログももう第七話になるが、これまで私は頑なに、自分の目標体重と、その意図を明言することを避けてきた。

誰が待ち望んでるわけでもないのに、いっちょまえに情報を出し惜しんできたわけである。

 

本音を言うと、この謎であと二年くらいは引っ張りたいのだが、そうすると本当にこのブログを読む人がいなくなりそうなので、今回はついに、その話題に言及したいと思う。

 

 

 

時は今年の二月。

私が自分の誕生日を、福岡の実家で迎えた日まで遡る。

実家でダラダラと過ごしていた私は、父から「何かプレゼントを買ってやろうか」という、まさかの提案を受けた。

 

即座に「プレイステーション4!」と答えようとした私だったが、33歳になった息子にプレステをねだられる父の気持ちを慮って、それは心の中で却下。

(ちなみに31歳の時に、母にポケモンセンターでミミッキュのぬいぐるみを買ってもらったことはある)。

 

そこから私は、頭をフル回転させて考えた。

本当に今、自分にとって必要なものであり、かつ父にとっても、プレゼントしがいのあるもの・・・。

そして私は、「それは、スーツだ!」という結論に至ったのであった。

 

一応私も、無難な黒のビジネススーツを一着、持ってはいる。

だが私も、大人のオトコに足を踏み入れようかという年齢。

いついかなる時も、この一着のスーツのみで対応するというのは如何なものか。

何か、華やかな場に着ていけるような、そんなスペシャルなスーツが一着くらいあってもいいではないか。

 

どうせならば、オーダースーツがいい。

私の身体にジャストフィットする、カッコいいやつだ。

そうなると予算も上がるであろうが、痛むのは私の懐ではない

そして私は父にスーツを買って欲しい旨を伝え、「コイツ、そう来やがったか」という顔の父と連れ立って、オシャレな紳士服屋に向かったのである。

 

店に入るなり、私は店員さんに「アッパーなスーツ作って下さい」と、自分の要望を簡潔に伝えた。

平日だったこともあってか、店員さんはとても丁寧に相談に乗ってくれ、私は悩みに悩んで、ブランドや生地、デザインなどを決めた。

「ご一緒にベストも作りますか?」という店員さんの質問に、父の言葉を待たずして「はい」と答えたりもした

 

こうして私は、おそらく父の想定予算を大幅に超えて、世界に一着のスーパースーツを注文したのであった。

 

 

しかし、である。

この時、私の心の中には、嬉しさと同時に、もう一つの感情が広がっていた。

採寸の時、各数値を測ってもらいながら私は、本当にこの数値でいいのか・・・?と思っていたのである。

 

いや、合っている。数値は合っている。

し、プロの職人が、正確にその数値通り、スーツを仕上げてくれるのであろう。

だがこの時私は、私のBODYという設計図が、そもそも間違っているのではないかという気がしたのである。

 

思い返せば私は、これまでスーツをたまに着る際も、ワイシャツの首がキツかった。

並のキツさではない。窒息寸前であった。

スーツを着るということは、もはや私にとって、SMを意味していたのだ。

 

もう少し痩せた方が、スマートにスーツを着こなせることは火を見るより明らかであった。

よし。

スーツが完成して届くまでに、もう少し痩せよう。

私は、博多の海に固く、そう誓った。

 

 

そして、注文したスーパースーツが届いた一ヵ月後―。

 

なぜか私は、さらに太っていた。

 

もうね、この時の絶望といったらなかったですよ。

人間には絶望した時、現実に立ち向かっていく人と、現実から目を背ける人の二種類がいる。

俄然後者である私は、「まあ、このスーツを着ることなった時には、うまいことどうにかなっているだろう・・・」という、何の根拠もない期待に身を委ねて、そこから日々を過ごしていった。

 

そしてその後、このブログの第一話でも書いた、「銭湯の鏡で自分の裸を見ちゃう事件」を経て、私はついに重い腰を上げてダイエットをする決意を固めたのである。

 

 

つまり、私の今回のダイエット計画における目標。

それは、スーパースーツを華麗に着こなすことである。

 

そして私は、その体重をひとまず、62キロと設定した。

正直、その数値に深い意味はないのだが、「63キロだと、65キロに戻ることに怯える日々を過ごす羽目になる」「61キロだと、50キロ代まで頑張りたくなる」などの理由から、62キロに目標値を定めた。

 

現在の私の体重は65キロ。

つまり、あと3キロ痩せることが、私のひとまずのゴールなのである。

目標達成期間はズバリ、今年いっぱい

あと二ヵ月少々かけて、しっかりと目標を達成したいと思っている。

 

年末年始に、もしあなたが、パーティで素敵な紳士に出会ったらー。

それは、きっと私です。

 

 

と、いうわけで、ついに明らかになったモラルのダイエット目標!

果たしてモラルは、スーパースーツを着こなす、大人のオトコに変貌を遂げられるのか・・・?

次回の更新も、乞うご期待!!

 

モラルの現在の体重 65Kg‐6Kg

目標まであと      3Kg