夏の醍醐味として風呂上りのビールというものがありますよね
お酒の苦手な人は風呂上りの牛乳やジュースやソーダでもいいんですが

日本人はお風呂好きといわれていますが、どうやら本当にそうみたいです。
でも最近はシャワーで済ませる人も多いとか、、残念です。
やっぱりゆっくり湯に浸かってから、引かない汗の中ビールをゴキュゴキュっといきたいもんです。

最近、新築住宅のお風呂がどんどんユニットバスになっているそうです。よく相談される内容に、ユニットバスは味気なくて嫌いなんですがとか、ユニットバスって本当にいいもんなんでしょうかとか聞かれることがあります。

そんなときはこうお答えしています。

お風呂の時間を楽しみたいならできればユニットバスはやめましょう
そして
二階以上にお風呂を設けたいならユニットバスにしときましょう。


ユニットバスにしたい人のお話を聞くと「掃除が簡単そう」とか「隙間や継ぎ目が黒くならなそう」というものがあります。実はこれはすべてカビが原因です。
お風呂内部に残った湯垢や石鹸かすがカビの栄養分の原因なんですが、これがユニットバスのようなツルツルした面には残りにくいということでしょう。
ですが、カビもこの栄養分がいくらあったってそれだけでは生えることはできないんです。
それに加えて要は湿度と温度です。

であるなら、換気を十分におこなったり、最近は価格も安くなって取り付けやすくなった浴室乾燥機などをつかっていればカビはけっこう防げるもんなんじゃないでしょうか
また、ツルツル面といっても汚れ付着しますからあくまでお風呂掃除をコマメにやるに越したことはありませんね

でもですね、ユニットバスってFRP製なんですよ、いわゆるポリなんです、要はプラスティックでできている。
ビジネスホテルなんかのユニットバスを思い出してもらえれば判るように白っぽいベージュのプラスチックでできているお風呂って、なんか人体を洗浄するためだけのブース、仕切り、カプセルって感じがしませんか?

ちょうど学食とか社員食堂のプラスチックのお皿に家でも料理を盛り付けているみたいな感じですよね

できれば、新築ではそんなお風呂は御免こうむりたいですよね、大理石とは言わないまでもモザイクタイルとか、ヒノキとは言わないまでもヒバのスノコ敷きとか、そんな質感のある素材にガラっと空けられる窓から矢竹とかヤツデとかの陰樹が見える、、、そんな風情のある風呂から上がって縁台や縁側でビール。そんなつい20~30年前には当たり前だった雰囲気が今ではとてつもなく贅沢なしつらえになってきています。

とすると、ユニットバスのオススメ理由はなんなんでしょうか
それは、防水工事の安全性ですね

お風呂というのは、お湯を張った状態だとものすごく重たいんです。
水が1メートル角あれば1トンですから、これは1500ccクラスの乗用車1台、競走馬は1頭500kgくらいですから2頭分、といった重さです。これを二階に上げちゃっても建物荷重としてはぜんぜん問題ないんです。
ですが重量物が梁に負担をかけたり、振動したりしてお風呂床のモルタル層が割れたり、その下の防水層が切れたり、いろいろと経年変化で防水の問題を生じる可能性はいなめません。

だから上層の階ではユニットバスもやむなしと考えています。
ですが、できればユニットバスを使わないでタイル仕上げや石仕上げにしたいもんですよね
ところがそういった製品があるんです。

私がここ数年ず~っと応援しております通称「バースのバス」です。

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以前私が顧問をしていた不動産会社でマンションのお風呂をこれにしたら、本物のバース来たんですよ
猫足風味の卵型をした浴槽にタイルや石を張ることができる!
コストダウンでタイルや石をあきらめたとしてもタイル風に溝が切ってあるんですよこのユニットバスの壁面は

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いいでしょう。このお風呂を使いたい方は連絡もらえれば施主支給のお手伝いしますよ!