大阪万博が大ピンチって、今日もニュースでやっていますね。
日刊ゲンダイさんの新着記事もありました。

 

「タイプX」は建設の遅れをカバーするため先月半ばに登場したニュータイプ。平たく言えば、プレハブの建て売りだ。万博に参加する約150カ国・地域のうち、56カ国・地域が「タイプA」を希望していたが、建設工事に必要な「基本計画書」を大阪市に提出したのは韓国、チェコ、モナコの3カ国にとどまっていた。

とのこと、記事中で私もコメントしていますが、プレハブにしようが3Dプリンターにしようが人力にしようが、建物は一定の強度をもって堅固な基礎に乗っていなくてはならず、その基礎は支持地盤に支えられてなくてはならないので、費用や工期がプレハブだからといって下がるわけでも、早くなるわけでもありません。

ちなみに、タイプAのエントリがないないと騒いでいますが、私の友人で欧州で活動している建築家によれば「最近、国のパビリオンのデザインコンペが終了して、うちの関連会社で決まったよ、そろそろイメージ図できるんじゃない?ただしどこで施工するのかは知らないけど、日本側で準備してんでしょ?」という回答でした。

えーっと、つまりですね、どういうことかというと、ちょっとギリギリかもしれないけどパビリオンのデザインは決まってきてるよ!という情報。
通常の安定した土地に建てるもんだと考えていて、夢洲の事情を知らないらしく、私から地盤がヤバいで、知ってる?については、まったく寝耳に水だそうでした。

ああ、やっぱり。
地盤状況をしらない、そして杭を打つなら50メートルそして引き抜く、地面を掘るなら2.5メートルまで、盛り土が3。5メートルしかなくその下は汚染されてる可能性があるから、についてはわかっていませんでした。

これは…、もう間に合わない。
しかし、他の場所、地盤の安定した敷地なら間に合う、ということを示唆しています。


じゃあですね、私が推奨する起死回生の大阪府岬町、みさき公園ならどうなんだ?を調べてみましょう。

みさき公園の平面図を入手しました。

そして!岬公園の地盤調査データも入手しました!

なんと!脅威の地盤強度、N値60!

強すぎる!私も過去にこんな固い地盤は見たことがない。

 

 

深度2メートルで非常に強固な地盤です。

一方、夢洲の地盤強度をもう一度見てみますが…

N値ゼロ

 

夢洲!深度40メートルでN値はゼロ

かたや岬町、深度2メートルでN値60!

もう、地盤戦でみさき公園は圧倒的な勝利です。

つまり、岬公園ならば、現在参加各国が自国でデザイナーたちのコンペやってるようですが、その工程でもまずは、なんとか建つ!ということを意味しています。

日本の各社ゼネコンも、地盤強度がN値60ならば、
それならワシらも安心じゃし、見積も割と早く出せますけん!
という感じになってきます。

まずは、そういうアドバンテージがあります岬町には。

さらに、大阪万博の会場を移転するのに、よいことがいっぱいありますので、
徐々に解説していきます。

つづく