去年の終わりごろ、ウレタンボンドの在庫が乏しくなったので、山本刃物さんに1ダース、注文したことがありました。


 僕は、手で絞るタイプよりもガンで絞るタイプが好きなので、カートリッジを注文したつもりだったのだけど、倉庫にいれてくれていたものは、アプリパックでした。


 ↓これ。



 山本さんは、ミスの少ない人なので、きっと僕が言い忘れたに違いありません。


 でも、こういうとき・・・予定と違うことが起こったとき・・・は、きっと何かのチャンスなんだと、思うことにしています。 そうすれば残念な気持ちも起こらないし、実際に新しい発見があったり、ラッキーなことが起こったりする場合も多いのです。



 そのチャンスが今日、来ました。



 床を貼っているとき、ボンドを搾るのに、始めはただ握るだけで、調子よくにょろにょろ出るので、OKです。

 

 おしまいごろは、何か真っすぐなもので押さえて、ネタを先っちょに集めて (これが何故か楽しいのは、けちんぼの性分?) 使い切るように絞り出します。




 ただ、ネタが減ってきた頃には、絞るときにパックの中でネタが逃げ回るのがめんどくさい。


 

 使用者の方はわかると思います。中身が逃げるんよな。


  ま、テープ技とかもあるけどな。それも手間といえば、手間。


 そこで、何か良い方法はないものかと考え・・・・考えること3秒、ひらめきました。


 

 

 仕事が溜まってしまって、本当はこんなことしている場合じゃないんですが、倉庫に行ったときにちょっと試作~♪。



 まず、ガラクタを漁って、適当な材料を準備します。




 M6 BN 、 アルミ管外径7ミリ 、 耐油チューブ内径7ミリ と、 適当な薄板を加工したもの。




 で、これを組み立てると、こうなります。

 

    ↓




 昔、キン肉マンというマンガがあって、たしか悪魔六騎士のひとりに”サンシャイン”という、砂でできた四角い体の超人がいました。そいつの胸にこんなローラーがあって、対戦相手を巻き込んで潰していたような気がします。


 で、使い方はもちろん、こうです。


 まずセット。






 そんで、クリップで固定。




 これで、いつでも握るだけで、調子よく絞れるようになりました。


 時々ローラーを移動して、またクリップするだけでOKです。耐油チューブの弾力が、いい感じかも!


 歯磨きチューブ用のが、昔からあるよね。でも、ローラー式が新しい。(?)




  接着剤のメーカーさん、よかったら、これボンドとセットで入れておいて下さいよ。みんな喜ぶと思いますよ。 え? 誰もそこまで気にしていないですか?


 そうですかぁー。 ま、僕は ”けちんぼ+めんどくさがり” なもんで、自分のぶんは作っときました。



 まだ色々とアイディアひらめいてはいるんですが、なにしろ作る暇が、ほんまにないんです。 さて、仕事に戻らないと。



 久々のヘンテコ発明でしたー。 ではでは。





  3/28加筆 ↓


 クリップで固定しなくても、↓このように折り曲げて持って絞れば、十分らくちんなのでした。



 常に、新品満タンのときと同じ、らくちんな絞り心地。 ん~傑作かも。