加藤治郎(歌集 イージー・パイ)@ キイボードにみえていたのは百つぶの乾いた苺 わめいています

カーヴァー(愛について語るとき)@ 「食べてもいいし食べなくてもいい。あるいはこのまま酒を飲みつづけようか? 僕は夕日に向かってまっすぐ進んでいけるよ」「それどういうことなの、ハニー?」とローラが訊いた。

ブローティガン(西瓜糖の日々)@ 「心のことってのは、わからないんだよ。先のことがどうなるか、誰にもわからない」とわたしはいった。「そうね」

又吉直樹(句集 カキフライが無いなら来なかった)@ そもそも砂利をひくという発想が失敗だったんじゃないか

岩松了(水の戯れ)@ ボクのことを嫌いだって言うんです、菜摘は。そのことが、なんか、とても正しいことのような気がして……その正しさにボクは心をうたれるんです。いやホントに。

岡野大嗣【短歌】@ 裾上げを待つ ストⅡのデモ音がやけに響いているゲーセンで